杜のAndroid研究室
第125回
写真入り年賀状を手軽にデザインできるAndroid版「筆王」
テンプレートを選択して簡単作成。テキストや手書きの書き込みも可能
(2012/12/12 10:29)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、ソースネクストが提供する年賀状作成アプリ「筆王」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
年賀状作成ソフト「筆王」のAndroid版
「筆王」は、豊富な素材や端末内の写真を使って年賀状をデザインできるアプリ。ソースネクスト製のWindows向け年賀状作成ソフト「筆王」のAndroid版となっている。あらかじめ用意されているテンプレートを選択し、豊富に用意された素材の中からイラストや写真、テキストなどを挿入してデザインでき、作成した年賀状は画像として出力が可能。
年賀状をデザインするには、まず起動画面の[新しく作る]項目を選択し、次の“デザイン選択”画面であらかじめ用意されているテンプレートを選択する。テンプレートは3つのタブに分類されており、イラストとテキストのみで作られたテンプレート群の[年賀状]タブのほか、写真を挿入するエリアが設けられたテンプレート群の[写真年賀状]タブ、年賀状ではなくクリスマスカードや暑中見舞い用のテンプレート群である[その他]タブを選択可能。
写真の挿入のほか、イラストや文例などの追加が可能
テンプレートを選択すると拡大表示され、右下の[編集]ボタンを押すと編集画面が表示される。写真の挿入エリアが設けられたテンプレートの場合、エリア内のカメラ型アイコンをダブルタップすると「ギャラリー」などの画像ビューワーを起動し、写真を選択して挿入可能。挿入した写真はドラッグして位置を上下左右に調整でき、2本指でタッチすれば、拡大・縮小や角度の調整もできる。
用意されているテンプレートは、背景画像の上にイラストや文例の素材を配置したものとなっていて、それぞれをタッチして選択すれば、位置の調整や拡大・縮小、角度の調整が可能。また、画面下部の[素材]ボタンを選択して表示される一覧から新たなイラストや文例の素材を追加したり、背景画像を差し替えることもできる。
編集画面下部の[テキスト]ボタンからは、入力したテキストを年賀状に挿入できる。テキストは縦書き・横書きを選択できるほか、フォントの色と種類も選択可能。写真やイラストと同様に、挿入したあとは位置の調整や拡大・縮小が可能。また、[手書きペン]ボタンを選択すると、ペンツールを使って文字やイラストを手書きすることができる。ペンの色と太さを選択し、画面をなぞって文字やイラストを年賀状に挿入可能。
作成した年賀状は画像保存やSNSへの投稿ができる
デザインが完成したら、画面右下の[保存]ボタンを押して保存し、端末の[戻る]ボタンから起動画面に戻ろう。[作成した年賀状]項目を選択すれば、デザインした年賀状が一覧表示される。年賀状を選択し、画面下部の[編集]ボタンを押せば、年賀状デザインの再編集が可能。
また、年賀状の選択後に[出力]ボタンを押すと表示されるメニュー画面からは、デザインした年賀状の保存や共有が可能。画質を4段階から選択した上で画像をJPEG形式で保存できるほか、TwitterやFacebookへの投稿、メール送信が可能となっている。また、連携するアプリを起動して共有することもできる。無線LAN経由でAndroid端末から印刷できるプリンターがある場合、対応アプリを選択することで、デザインした年賀状を本アプリから直接印刷することが可能だ。
そのほか、本アプリはタブレットでも利用可能。タブレット専用のインターフェイスは用意されていないが、画面が大きいほど閲覧しやすく、素材の配置や手書きなどの操作も簡単になるだろう。