杜のAndroid研究室
第131回
全240ステージの本格弾幕シューティングゲーム「弾幕バラッド!」
自機と指先を一体化させて敵弾の嵐をかいくぐる快感!
(2013/2/6 10:47)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android(アンドロイド)”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Android向けながら本格的な弾幕シューティングゲーム「弾幕バラッド!」を紹介しよう。
チュートリアルが充実! 初心者からマニアまで満足の内容
「弾幕バラッド!」は、全240ステージのクリアを目指す2D縦スクロールシューティングゲーム。タイトルにもある通り、ボス戦ともなれば画面中を敵弾が埋め尽くすいわゆる弾幕系のシューティングで、タッチ操作で自機を動かし、敵弾のわずかな隙間を指でなぞっていく緊張感がたまらない。ゲーム内の通貨的な役割をもつ“メモリー”を集めることで、自機のショットを強化していける育成的な要素があるのも大きな特徴となっている。
チュートリアルが充実しており、序盤のステージは難易度が低めと、弾幕系は不慣れな人でも楽しめるのもポイントだ。ステージ数は240と膨大な数だが、1ステージずつ選んでプレイする方式で、1ステージあたり2~3分程度でクリアできるため、ちょっとした時間の合間に進めていけるのも魅力のひとつだ。
また、本作はディスプレイのサイズが7インチ以上、解像度が1,280×720以上、OSがAndroid 2.3.3以降の環境では、HD(高解像度)版をプレイできるのも特徴となっている。編集部では、“Nexus 7”で問題なくHD版がプレイできるのを確認した。本作をプレイするにあたり登録などは一切不要で、基本的には無料で楽しめる。ただし、有料アイテムがあるなど、一部に課金要素も用意。支払いはGoogle Playを通じて行える。
操作は、画面をなぞることで自機の移動。そして移動中など画面にタッチしている間は、メインショットとなる“キャノン”が自動連射される。また、画面左下にある“B”ボタンをタップすると、画面内のすべての敵弾を消し敵にダメージを与える“ボム”が発動できる。
敵弾に触れるとミスとなって残機が1つ減り、残機がゼロのときにミスをするとゲームオーバーだ。残機は約5分で1機回復する仕組みで、残機が回復すればゲームオーバーになったステージの最初から再プレイできる。また、有料アイテムの“コンティニューメダル”を使えば、その場で残機を最大の5機まで回復してステージを続行することも可能。
自機の強化が一番の楽しみ
本作最大の特徴と言えるのが、“メモリー”と“マテリアル”を利用した“キャノン”の開発や“機体”の強化だ。メモリーは敵を倒すことによって出現する青くて丸いアイテムを回収することで溜まっていく。基本的にボスなど強い敵ほど、倒すと多くのメモリーを得られる傾向だ。マテリアルはキャノン開発の素材となるアイテムで、ステージの選択画面で“ドロップアイテム”として表示されるステージにて入手できる。ただし、敵を倒したときにマテリアルを出すかは運次第。場合によっては同じステージを何度もクリアしなければ入手できない、少々やっかいなアイテムだ。
機体は正面や左右など複数の部位に異なるキャノンを搭載できるので、どのような攻撃をする機体に仕上げるか考えるのも大きな楽しみとなっている。キャノンには、前方に飛ぶ“パラレル”、搭載する場所によって弾の飛ぶ方向が変化する“ワイド”、発射速度の速い“レーザー”、敵を追尾する“チェイス”、爆発を起こす“スペシャル”の5種類があり、開発には対応するマテリアルが必要。キャノンには1から5までのレベルがあり、多くのマテリアルを消費して高いレベルのキャノンを開発すれば、より強力な攻撃が可能となる。
なお、開発したキャノンを利用するには、メモリーを消費して購入が必要。高性能なキャノンほど、多くのメモリーが求められる。このほか、メモリーはマテリアルに交換も可能。敵を倒してメモリーを集めるほど、キャノンの強化もしやすいというワケだ。
ただし、キャノンには搭載するための“コスト”が設定されており、機体に設定されている最大コストの範囲内で装備をやり繰りする必要がある。コストの最大値は、“機体パーツ”を入手して機体をカスタマイズすることでアップが可能だ。入手方法は、“ハイスコアボーナス”として“機体パーツ”が表示されているステージにて、指定されたスコア以上を獲得すること。なかには、装備できるキャノンの数を増やせる機体パーツもある。どう機体をパワーアップできるのか、ドキドキしながらプレイするのも面白いところだ。
速攻で敵を倒すのがクリアへの近道
攻略のポイントになるのが、敵を倒すと、その敵が出した弾が消えること。敵が出現したらすぐに倒せば画面内の敵弾をグッと減らせるため、それだけでミスをする確率がかなり下がる。また、敵自体に触れてもミスにはならないため、敵弾を避けることだけに集中するのも大切だ。ステージの最後に登場するボスは、耐久力が高く、前後左右へと大胆に動いてプレイヤーを驚かせることもある。動きに惑わされず、敵弾の隙間を指でなぞっていこう。
もし避けきれないというときは、敵弾を消せるボムを積極的に使っていこう。ボムは毎日3個ずつプレゼントされるほか、コンティニューメダルと同様に、有料アイテムとしての購入も可能だ。ちなみに、有料アイテムとしてはメモリーも用意されている。
電脳世界を思わせるグラフィックは美しく、ステージの最初には意味深な詩が表示されるなど、独特の世界観を築いているのも見どころ。難易度は10ステージごとにゆっくりとアップしていくため、弾幕系シューティングにありがちな、難しくてプレイする意欲が失せてしまう、ということもない。キャノンの選択で自機に個性を出せるのも面白いところ。幅広いユーザーがじっくりと楽しめるシューティングゲームだ。
ソフトウェア情報
- 「弾幕バラッド!」
- 【著作権者】
- (株)コロプラ
- 【対応OS】
- (端末により異なる)
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(アプリ内課金あり)
- 【バージョン】
- (端末により異なる)(12/12/03)