杜のAndroid研究室
第248回
端末のカメラで撮影した商品をすばやく出品できるフリマアプリ「メルカリ」
毎日10万品以上が追加され、配送方法や代金の支払方法を複数から選択可能
(2015/7/15 16:21)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、フリーマーケットアプリ「メルカリ」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
さまざまな商品を個人間で売り買いできるフリマアプリ
「メルカリ」は、洋服や雑貨、家電製品など、さまざまな商品を個人ユーザー間で売り買いできるフリーマーケットアプリ(フリマアプリ)。毎日10万品以上が追加されるという商品の豊富さが特徴で、ブランドやサイズ、価格帯などを指定して商品を検索し、購入することが可能。また、端末のカメラで売りたい商品の写真を撮影して、スマートフォン1台だけで出品することもできる。さらに、配送方法や代金の支払方法を複数から選べることも特徴となっている。
利用には無料会員登録とログインが必要になり、初回起動時に表示される画面からメールアドレスのほか、FacebookまたはGoogleアカウントを使って会員登録が行える。なお、いずれの方法も電話番号の登録が必須となり、送信されてくるSMSに記載された認証番号を入力することで会員登録を完了できる。
商品を探して購入するときは、画面左上にある3本線の[メニュー]ボタンをタップして表示されるメインメニューで[ホーム]項目を選択し、[ホーム]画面を表示しよう。[ホーム]画面はタブ切り替え型となっており、画面を左右にフリックすることで切り替えが可能。すべての商品が一覧される[すべて]タブのほか、“レディース”“メンズ”“ベビー・キッズ”“インテリア・雑貨”など、各カテゴリーの商品一覧のタブに切り替えることができる。また、画面を下へスワイプしたり、画面上部に自動的に表示される[新しい商品]ボタンをタップすれば、各タブの商品一覧を更新することが可能だ。
画面上部中央にある拡大鏡型ボタンをタップすると、検索画面を表示できる。画面上部の入力エリアにキーワードを入力して商品を検索できるほか、一覧からブランドを選択したり、タブよりも細分化されたカテゴリーを選択して商品を探すことが可能。
さらに、検索結果の商品一覧で画面右上にある[詳細検索]ボタンをタップすれば、[詳細検索]画面を表示でき、カテゴリーやブランド、サイズや価格帯など、複数の検索条件を設定して詳細検索が行える。検索したキーワードやブランドなどの履歴は、検索画面下部の[検索履歴]項目に一覧され、タップして再び検索を行うことが可能。また、とくによく使う検索条件を保存して、検索画面の[保存した検索条件]項目からすばやく検索することもできる。
カード決済やコンビニ払いなど、支払い方法を選択して購入できる
検索結果の一覧などから気になる商品を見つけたら、タップすることで詳細画面を表示可能。詳細画面の上部には写真が表示されており、複数枚の写真が登録されている場合、左右のフリックで写真を切り替えて閲覧できる。詳細画面では、販売価格や商品名、説明文のほか、商品の状態や配送方法、配送料の負担の有無などの情報を確認することが可能。
また、詳細画面で商品名の左下にある[いいね!]ボタンをタップして“いいね!”を付けたり、[コメント]ボタンからコメントを書き込むことで、出品者とテキストメッセージをやりとりすることも可能。
詳細画面の右下にある[購入手続きへ]ボタンをタップすれば、[購入手続き]画面を表示でき、支払い方法や配送先を指定して商品の購入へと進める。支払い方法は大きく分けて3種類で、クレジットカード決済のほか、コンビニ・ATM払い、ドコモまたはauのキャリア決済を選択可能。
なお、クレジットカード決済の場合、手数料無料で購入可能だが、コンビニ・ATM払いまたはキャリア決済の場合、100円の手数料が必要になる。また、代金の支払いには、友達の招待やキャンペーンで得たポイントのほか、出品による売上金を充てることも可能だ。
カメラで商品写真を撮影してすばやく出品できる
いらなくなった洋服や雑貨などを出品したいときは、[ホーム]画面右下にあるカメラ型の[出品]ボタンをタップしよう。端末のカメラが起動してファインダー画面が表示され、すばやく商品写真の撮影を行える。次に表示される[エディター]画面では、画面下部のツールで写真加工が行え、明るさやコントラストを調整したり、写真の切り抜きができるほか、テキストを写真に挿入することも可能。画面右上の[完了]ボタンをタップすれば、写真加工を完了して商品情報の入力画面を表示できる。
商品情報の入力画面では、カテゴリーや商品の状態を選択したり、商品名や説明文を入力することが可能。また、画面上部にあるカメラ型ボタンをタップすることで、最大3枚まで商品写真を追加することもできる。
画面を下へスクロールすると、配送方法や販売価格についての設定を行える。まず、販売価格を送料込みにするか、送料を着払いにして購入者に負担してもらうかを選択可能。送料込みの場合、配送方法は“らくらくメルカリ便”“ゆうメール”“レターパック”“普通郵便”など、多彩な選択肢から選択できる。なお、“らくらくメルカリ便”は、ヤマト運輸の営業所に商品を持ち込むことで、商品のサイズに応じて全国一律の料金で配送でき、送り状を手書きする必要もないという本アプリ独自の配送サービスとなっている。
商品の販売価格は300円から29万円の範囲で指定可能。販売価格の10%が販売手数料として引かれ、画面下部では販売手数料を引いたあとの“販売利益”を確認できる。ただし、販売価格を送料込みにした場合の送料については“販売利益”に反映されておらず、販売価格と配送方法によっては赤字になる可能性があるので注意。画面下部の[出品する]ボタンをタップすれば、商品の出品を完了することが可能だ。
評価後に出品者への支払いが行われる安心の売買システム
出品した商品は、メインメニューの[出品した商品]項目を選択すると一覧でき、選択すると、商品情報の編集などを行うことが可能。同様にメインメニューの[いいね!一覧]または[購入した商品]項目を選択して、“いいね!”または購入した商品を一覧することもできる。
また、出品した商品に対して、他のユーザーからコメントが付いたり、商品が購入されたときには通知が行われる。[ホーム]画面右上にあるベル型ボタンをタップすれば、フキダシ型のポップアップで通知内容を確認可能。このほか、[ホーム]画面の右上にあるチェック型ボタンをタップして表示される[やることリスト]ポップアップでは、取引中の商品に関して次に行うべき発送や評価といった作業が表示されて確認可能だ。
なお、本アプリの売買システムでは、商品の代金は一旦、購入者から事務局に支払われ、商品が届いたあとで購入者と出品者の双方が相手の評価を行うと、出品者の売上金として反映される仕組みとなっている。売上金は他の商品の購入代金に充てられるほか、銀行口座への振込を申請することも可能。ただし、振込申請した金額が1万円未満の場合、振込手数料210円が差し引かれる。
- 【著作権者】
- (株)メルカリ
- 【対応OS】
- Android 2.3以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 3.18(15/07/08)
- フリマアプリ「メルカリ」オークションよりかんたん - Google Play の Android アプリ
- https://play.google.com/store/apps/details?id=com.kouzoh.mercari
- フリマアプリ「メルカリ」
- http://mercari.jp