杜のAndroid研究室
第274回
公式アプリよりも使いやすい!? 高機能Twitterクライアント「ついっとぺーん」
Twitter公式動画やGIFアニメを再生可能。タイムラインのストリーミングにも対応
(2016/2/10 17:57)
『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、高機能なTwitterクライアント「ついっとぺーん」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。
タイムラインやリストを閲覧しやすいカラム切り替え型のTwitterクライアント
「ついっとぺーん」は、高機能かつカスタマイズ性に優れたカラム切り替え型のTwitterクライアント。GIFアニメーションやTwitter公式動画などをアプリ内で再生できるほか、タイムライン上でツイート内の複数画像を閲覧できるなど、動画・画像の再生に強みをもつのが特徴。さらに、タイムラインをストリーミングしたり、見た目をカスタマイズして見やすくすることが可能だ。なお、「ついっとぺーん」は以前、「TwitPane for Twitter」として本連載でも取り上げているが、動画再生対応など、さまざまな機能が追加されているので、あらためて紹介する。
初回起動時に表示される画面の左上にある[Twitterにログイン]ボタンをタップし、次の画面でTwitterアカウントのログインを行うことで利用を開始できる。ログイン後に表示される[ホーム]カラムでは、フォローしているユーザーのタイムラインを閲覧可能。さらに、画面を左右にフリックしてカラムを切り替えられ、各カラムでリプライや自分のツイート、ダイレクトメッセージ(DM)などを閲覧したり、[検索]カラムでTwitter検索を行うことが可能だ。
また、画面左上にある3本線の[メニュー]ボタンをタップしたり、画面左端をタッチしたまま右へスワイプすれば、画面左側にカラム一覧メニューが表示され、各カラムを選択してすばやく表示することが可能。なお、カラム一覧メニューの最下部にある[タブのカスタマイズ]ボタンからは、カラムの並び順を変更したり、カラムを追加・削除することができる。たとえば、最新のTwitter公式アプリではリストを開くまでに手間がかかるが、本アプリで個別のリストをカラムとして追加すれば、左右のフリック操作だけで、すばやくリストを閲覧可能だ。
[ホーム]カラムなどのタイムラインは、画面下部に表示されるツールバーの右から2番目にある[更新]ボタンをタップすれば更新を行える。タイムラインを下へスワイプしてから指を離す、いわゆる“引っ張って更新”も可能だ。また、ツイートをタップして表示されるポップアップからは、リプライやリツイート(公式RT)、引用ツイート、“お気に入り”への追加などを行うことができる。
このほか、ツールバーの各ボタンをタップして、[ホーム][検索][リプライ]カラムをすばやく表示することもできる。なお、設定画面の[ツールバー設定]項目からはツールバーのカスタマイズができ、配置するボタンを入れ替えたり、追加することが可能。
GIFアニメや動画をすばやく再生でき、タイムラインのストリーミングにも対応
本アプリでは、タイムラインに投稿されたGIFアニメーションや動画をアプリ内で再生できることが特徴のひとつになっている。対応する動画共有サービスは、Twitter公式動画のほか、“Vine”“Instagram”など。GIFアニメーションや動画を含むツイートには、再生ボタン付きのサムネイルが表示され、サムネイルをタップすれば、内蔵プレイヤーで動画を再生可能だ。
また、他の非公式Twitterクライアントの場合、タイムライン上の画像を1ツイートにつき1枚しか表示できないものが多いが、本アプリではツイートに含まれる複数画像をタイムライン上に表示して閲覧可能。また、[検索]カラムの検索結果でも複数画像の表示に対応しており、これは非公式Twitterクライアントでは初だという。
なお、タイムライン上の複数画像表示は、Twitterの公式画像サービスに加えて、“Instagram”“ついっぷる”など、複数の画像共有サービスに対応。また、タイムライン上の画像をタップすると、内蔵ビューワーで拡大表示でき、ピンチアウト・インで拡大・縮小したり、左右のフリックで前後の画像に切り替えることが可能。さらに、端末内に画像を保存することもできる。
また、[ホーム]カラムのタイムラインのストリーミング(リアルタイム更新)に対応していることも本アプリの特徴のひとつ。[ホーム]カラムで画面右上の稲妻型ボタンをタップするとストリーミングが開始し、新着ツイートをリアルタイムに取得可能。さらに、タイムラインの右上にある[▼]ボタンをタップすれば、タイムラインが自動でスクロールするように設定できる。ストリーミングを停止するときは、画面右上の稲妻型ボタンを再度タップすればよい。
マルチアカウントに対応するほか、見た目のカスタマイズも可能
ツイートの投稿は、ツールバーの左端にある鉛筆型ボタンをタップすると表示される投稿画面から行える。投稿画面の左下のクリップ型ボタンからは画像を添付でき、その場で撮った写真や端末内の複数の画像を選択して添付可能。なお、動画を添付することはできない。
また、投稿画面左下の[#]ボタンからは最近使ったハッシュタグを一覧から選択してすばやく挿入できるほか、[@]ボタンからはフォローしているユーザーを選択して@ツイートを作成可能。さらに、本アプリ専用の絵文字入力アプリ「EmojiPicker4T」をあらかじめインストールしておけば、顔文字型ボタンからTwitter絵文字を挿入することができる。このほか、ツイートを下書きして再利用することも可能だ。
なお、本アプリはマルチアカウントに対応しており、無料版では最大3アカウントを管理可能。ツールバー右端の[…]ボタンのメニューで[アカウント]項目を選択し、表示されるポップアップの[アカウントを追加]項目からTwitterアカウントを追加登録できる。複数アカウントを登録した場合、画面右上にアカウント名が表示され、タップすると表示されるプルダウンメニューですばやくアカウントを切り替え可能だ。また、アカウントの切り替えは、投稿画面右上の人型アイコンでも行える。
このほか、設定画面の[テーマとデザイン設定]画面では、テーマを切り替えたり、ツイートの背景色や文字色を変更して、見た目をカスタマイズすることが可能。また、Twitterで長年親しまれてきた星アイコンの“お気に入り”は、2015年11月にハートアイコンの“いいね”に置き換えられたが、本アプリのデフォルトは“お気に入り”のままとなっている。なお、[表示設定]画面の最下部にある[「お気に入り」に変更]項目のチェックを外せば、Twitterの最新仕様に合わせて“いいね”に変更することもできる。
さらに、本アプリではAndroidで人気のTwitterクライアント「twicca」用のプラグインにも対応しており、Google Playから各プラグインをインストールして、機能を拡張可能。また、本アプリの画面上部にはバナー広告が表示されているが、設定画面の[広告設定]画面から本アプリをPRするツイートを投稿すれば、約7日間、広告を非表示にすることができる。また、広告が表示されない有料版(500円、税込み)を購入することも可能だ。
- 【著作権者】
- (株)ペーンクラフト
- 【対応OS】
- Android 4.1以降
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 8.5.3(15/12/20)
- Twitterのついっとぺーん(ツイッター) - Google Play の Android アプリ
- https://play.google.com/store/apps/details?id=com.twitpane
- TwitPane | Twitter with Panes
- http://twitpane.com/