この株価は高い？安い？　みんなの意見がわかる株アプリ「kabu smart for Android」

　『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、株価情報アプリ「kabu smart for Android」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

国内主要指数や上場銘柄の株価などのマーケット情報を確認できるアプリ

「kabu smart for Android」

　「kabu smart for Android」は、カブドットコム証券（株）が提供する株価情報アプリ。国内主要指数や各上場銘柄の株価、チャートなどのマーケット情報を閲覧できるほか、保有する銘柄のポートフォリオを作成して管理することが可能。また、（株）みんかぶが運営する個人投資家向けSNS“みんなの株式”のリサーチ情報を閲覧できるのが特長。なお、カブドットコム証券での口座開設の有無に関係なく、すべての機能を無料で利用できるのが嬉しい。

　起動画面はタブ切り替え型となっており、画面下部のタブバーで各タブを切り替え可能。［マーケット］タブには、“日経平均株価”“TOPIX”“日経225先物”などの国内主要指数が一覧表示され、各指数の現在値や前日比などを確認できる。なお、本アプリで表示される現在値は20分遅れとなり、最終更新日時は各指数の下側で確認することができる。各指数を選択すれば、詳細画面を表示可能だ。

　また、［マーケット］タブの上部に表示されている検索バーからは、上場銘柄の検索を行える。下側にあるボタンで［銘柄コード］を選択し、4桁の銘柄コードを入力して検索できるほか、［銘柄名］または［かな］を選択し、企業名などを入力して検索することも可能。検索結果の一覧から銘柄を選択すれば、詳細画面を表示することができる。

起動画面に一覧される国内主要指数を選択すると、詳細画面を表示できる

画面上部の検索バーから銘柄コードやキーワードで銘柄を検索可能

　また、ランキングから銘柄を探すことも可能だ。画面下部のタブバーで［ランキング］タブを選択すると、“値上がり率”“値下がり率”“売買代金”“出来高”などのランキングの種類が一覧され、各ランキングを選択して結果を閲覧できる。ランキング上で銘柄を選択すれば、詳細画面を表示可能だ。

“値上がり率”“値下がり率”“売買代金”“出来高”などのランキングを閲覧できる

ランキング上で銘柄を選択すれば、詳細画面を表示できる

各銘柄の詳細なチャートのほか、“みんなの株式”のリサーチ情報を閲覧可能

銘柄の詳細画面では、取引値や前日比、チャートなどを閲覧可能

　主要指数や各銘柄を選択して表示される詳細画面では、20分遅れの取引値と前日比のほか、その日の始値・高値・安値、前日の終値、出来高などを確認可能。また、画面下部ではチャートを閲覧でき、画面右下の歯車型ボタンをタップして表示されるポップアップからチャートの種類を選択して切り替えられる。さらに、詳細画面で端末を横画面にすると、チャートを拡大表示でき、画面上部のボタンを選択して、種類や期間を切り替えてチャートを閲覧可能だ。

横画面にするとチャートを拡大表示でき、画面上部のボタンで種類や期間を切り替えられる

“みんなの株式”で算出された“目標株価”や“株価診断”、個人投資家による売買予想などを確認できる

　銘柄の詳細画面で取引値の下側にある［みんなの株式］ボタンをタップすると、次に表示される画面で各銘柄に関する“みんなの株式”のリサーチ情報を閲覧できる。独自分析による“理論株価”と個人投資家による“予想株価”、それらから算出された“目標株価”のほか、割安または割高の“株価診断”、個人投資家による売買予想を確認可能。また、画面上部にあるボタンを選択すれば、分析の根拠となった過去株価との比較や、同一業種銘柄との相対比較、業績の推移などを確認することができる。

　なお、カブドットコム証券で口座を開設している場合、銘柄の詳細画面にある［注文］ボタンからWebブラウザーで同社のWebサイトにアクセスし、現物取引や信用取引の注文を行うことが可能だ。

最大100銘柄をポートフォリオに登録して管理できる

　［ポートフォリオ］タブでは、保有している銘柄を登録してポートフォリオを作成し、現在の取引値や損益額などをすばやく確認できる。ポートフォリオの作成にはユーザー登録が必要となり、初回起動時に表示されるポップアップのほか、［ポートフォリオ］タブの［登録］ボタンからメールアドレスを入力してユーザー登録が可能。

　ポートフォリオへの銘柄の登録は、詳細画面の右上にある［登録］ボタンをタップすると表示される登録画面から行える。画面上部で取引区分を選択し、取得単価と株数を入力して、登録先リストと証券会社を選択すれば登録可能。ポートフォリオでは、10個のリストに各10銘柄ずつ登録でき、最大100銘柄を管理することができる。また、リストごとに損益合計を確認できるほか、各リスト名を編集することも可能だ。

［登録］ボタンからメールアドレスを入力してユーザー登録すると、ポートフォリオを作成できる

各銘柄の詳細画面の右上にある［登録］ボタンをタップすると、登録画面が表示され、ポートフォリオへの登録を行える

　このほか、［投資カレンダー］タブでは、カレンダー形式で投資関連情報を確認できる。日付を選択すると、新規上場や上場廃止、第三者割当増資などの個別銘柄のイベントのほか、国内外の経済指標の発表スケジュールが一覧され、選択して詳細を確認可能。また、画面右上の［+］ボタンからカレンダーにメモを登録することもできる。

　また、［設定］タブでは、マーケット情報の自動更新間隔を1分・3分・5分・10分から選択できるほか、起動時に表示されるタブを［マーケット］タブ以外へ変更することが可能だ。

各銘柄の現在の取引値や損益額を確認できるほか、リストごとの損益合計も確認可能

［投資カレンダー］タブでは、国内外の経済指標の発表スケジュールなどを確認できる