デキる人の使いこなしワザ for PC

光学ドライブがないのに“イメージの書き込み”っているの? ISOファイルの右クリックメニューから項目を消すワザ

ISOファイルのコンテキストメニューに並ぶ[ディスク イメージの書き込み]項目を削除します
「ImgBurn」ではドライブの存在は認識しているものの、トレイが閉まっていないと言われます(もちろん書き込み用メディアは挿入済み)

 こんにちは、阿久津です。DVDやBD(Blu-ray Disc)といった光学ドライブ、使う機会がめっきり減りましたね。私事ですが家人にDVDビデオの作成を頼まれ、データを作成してから気付きました。BDドライブが故障し、ライティングソフトがドライブを検出しないことに。

 思い返すと光学ドライブを取り付けているのは、メインPCの1台限り。現役の2-in-1 PCはもちろん、サブPCもサーバーPCにも光学ドライブは用意していません。仕事柄アプリのベータ版をDVD-Rで受け取る機会があるため、改めて光学ドライブを購入する予定ですが、大半の方にとって光学ドライブは無用の長物でしょう。

 しかし、Windows 10は光学ドライブの有無にかかわらず、ISO形式ファイルのコンテキストメニューは「Windowsディスクイメージ書き込みツール」を呼び出す[ディスク イメージの書き込み]項目が現れます。今回はレジストリ操作で同項目を削除しましょう。

ISOファイルの右クリックメニューにある[ディスク イメージの書き込み]項目を削除

拡張子“.iso”を持つファイルのコンテキストメニューには、[ディスク イメージの書き込み]項目が並びます
reg add HKCR\Windows.IsoFile\shell\burn /t REG_SZ /v ProgrammaticAccessOnly /f
管理者権限で起動したコマンドプロンプトに、囲みの内容をコピー&ペーストしてください

 これでコンテキストメニューから[ディスク イメージの書き込み]を取り除くことができました。ちなみに文字列値“ProgrammaticAccessOnly”はGUI操作を無効にし、プログラム経由でのみ利用可能にするエントリーです。何らかの理由で項目を復活させたい場合は、以下の内容を管理者権限で起動したコマンドプロンプトにコピー&ペーストしてください。

reg delete HKCR\Windows.IsoFile\shell\burn /v ProgrammaticAccessOnly /f

阿久津 良和

 PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛するものの、最近はクラウドやインフラを基盤としたITビジネスソリューションに強く惹かれている。「今すぐ使えるUbuntu入門ガイド Linuxをはじめよう」「今すぐ使えるかんたんPLUS+ Windows 10 完全大事典」(技術評論社)など著書多数。

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