いまさら聞けないExcelの使い方講座
【Excel効率化】シートが多すぎて目的のシートが見付からない!大量のエクセルのシートを一覧表示して一発で開くワザ
2017年9月6日 06:55
Excel(エクセル)は、仕事や普段の生活で使う機会の多い、最も身近なアプリケーションのひとつです。しかし、「イマイチよくわからないまま使っている」「実は少し苦手……」という人も多いのではないでしょうか? この連載では、いまさら人に聞けないけど、知っていれば必ず役に立つ、Excelを使いこなすためのノウハウを紹介します。
シート見出しが多すぎるとシートの選択にもひと苦労……
"1つのExcelブックには複数のワークシートを含めることができ、シート見出しをクリックすれば画面に表示されるワークシートを切り替えられる"ということは、Excelを普段から使っている人ならご存じだと思います。
でも、あまりにたくさんのシートからなるブックだと、シート見出しの表示を左右に動かして目当てのワークシートを探し当てるのが大変ではないでしょうか?
今回は、大量のワークシートの中から目的のワークシートをすぐに探し当てられるテクニックを解説します。
正攻法:シート見出しの近くにある矢印をクリックして目的のシートを選択
まずは、正攻法をおさらいしておきましょう。
各月の消耗品持出記録のシートがまとめられた1つのブックから、目的のシートを選択する例を考えてみます。今、画面上には「2017年9月」シート(①)が表示されていますが、記録をさかのぼって「2017年4月」のシートを確認したいとします。
今の状態では、画面上に「2017年4月」シートの見出しが表示されていません。これを表示するには、シート見出しの左側にある「◀」や「▶」をクリックして目的のシートを探します。この例では、ずっと左の方に目的のシートがありそうなので、左向きの「◀」(②)をクリックします。
何度かクリックすると、「2017年4月」シートの見出し(③)が見えるようになるので、そこをクリックすれば、シートの内容が表示されます(④)。
効率アップテク:シート一覧を表示して目的のシートに一発でアクセス
先ほど解説した、矢印をクリックしてシート見出し間を移動する方法でももちろん目的のシートを探し当てることはできますが、ほかの人からもらったブックを初めて開いたときなど、目的のシート見出しがどこにあるのか見当がつかないときには、シートを探し当てるのに時間がかかってしまうこともありますよね。
このようなときは、先ほどクリックした左右の矢印の上あたりで右クリック(①)してみましょう。
すると、[シートの選択]ダイアログボックスが表示され、ブックに含まれるシート名の一覧が表示されます。目的のシート名(②)をクリックして選択し、[OK](③)をクリックしましょう。
一発で、「2017年4月」シート(④)が表示されました。
多くの場合は画面上に表示されるシート見出しの数よりもこのダイアログボックス上に表示されるシート名の数の方が多いので、たくさんのシートが含まれるブックでも目的のシートにアクセスするのがずっと楽になります。シート名が長い場合などにも、このテクニックが有効です。
もう目的のシートを探して右往左往しなくてすむ!
今回は、[シートの選択]ダイアログボックスにシート名の一覧を表示し、そこから目的のシートに一発でアクセスするテクニックを解説しました。
このテクニックを使えば、シート見出しを探して画面上で右往左往することなく目的のシートを簡単に開くことができ、作業もこれまで以上にスムーズに進むようになりそうですね。
大量のシートが含まれるブックを扱うときには、ぜひこのテクニックを思い出してください。