もじ夢中
無声チャンバラ映画の手書き字幕が蘇る和文フォント「うずまさ本丸ゴシックmini」
痛快かつ滑稽な仮名文字はロゴやタイトルにも最適なのであります
2016年5月25日 17:02
音声トラックを収録する“トーキー”以前の映画創世記に発展した無声映画。現在でも無声映画を上映している(株)マツダ映画社の資料や、NHKのコラムによれば、明治から昭和初期に制作された日本の無声映画では軽快な口調の活動弁士が台詞や解説をその場で吹き替え、世界的にも稀な文化を育んだという。それでは、ごゆるりとお楽しみください。
- 無声映画鑑賞会・マツダ映画社
- http://www.matsudafilm.com/
- 視点・論点 「無声映画・活弁士の今」 | 視点・論点 | NHK 解説委員室 | 解説アーカイブス
- http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/179985.html
「うずまさ本丸ゴシックmini」は、京都・太秦の映画文化をテーマにした日本語フォントでございます。ひらがな、カタカナ、英数字、記号に加え、教育漢字も収録。時は1920年代、無声チャンバラ映画の字幕に見られる独特な手書き文字を再現しております。
整った造りの漢字に対し、さまざまな表情で魅せる手書き調の仮名文字。共通してレトロな雰囲気を醸し出しつつ、意図的に崩したひらがなは滑稽。字幕などの文章で使った場合の痛快な印象とは違い、仮名文字中心のロゴやタイトルではその印象が変わってくるのであります。ご清聴、誠にありがとうございました。
ということで、本フォントは改変・再配布や素材集への二次使用などを除けば、非商用時に無償で利用することが可能。また、アマチュアの範囲に限り、動画・画像投稿サイトや同人誌での利用も例外的に認められる。
商用したい場合は、2,980円(税込み)から販売されている製品版を購入すればよい。その製品版はJIS第一水準漢字を網羅するほか、昭和時代の懐かしいアニメのテロップや、一般的な映画字幕の手書き文字を模した姉妹フォントも同梱。
- 【著作権者】
- フロップデザイン
- 【ライセンス】
- 無料(商用、改変、再配布などは禁止)
- 【バージョン】
- 1.00
URL
- フォントと素材集のフリーダウンロードのフロップデザイン
- http://www.flopdesign.com/