杜のVR部

第64回

PCいらず。AndroidのスマホやiPhoneで体験できるVR

オススメのアプリ8個を一気に紹介!

 VRといえばOculus RiftやPlayStation VRなど、ハイエンドな端末が注目されがちだ。しかし第22回でも紹介したように、手持ちのスマートフォンを使ってVRの体験が可能なハコスコやGoogle Cardboardといったデバイスも登場している。

 デバイスは安いものでは、ダンボール製の1,000円前後のものから、プラスチック製の数千円するものまでさまざまなものが登場している。体験するためのアプリはスマホのアプリと同様、App StoreやGoogle Play Storeからダウンロード可能だ。

 今回はそんなスマートフォン向けのVRアプリの中から、オススメのものを紹介しよう。なお、アプリの対応方式として記載している一眼はハコスコ、二眼はGoogle Cardboardなどレンズが2枚入っているデバイスのことを指す。

スマホVRでジェットコースターを体験する際は要注意

 “VRと言えば”なコンテンツがジェットコースター。Oculus Rift向けのものが多く登場しているが、スマートフォン用のものも多い。しかし体験する前に気を付けてもらいたいのは、スマホVR向けのジェットコースターは描画性能の関係で酔いやすいこと。十分注意して体験していただきたい。

 筆者のお勧めはゲーム要素も加わっている「InMind VR」(二眼専用)。人間の頭の中を走り抜けながら、目線を合わせて病んだ神経細胞を治していこう。

赤い神経細胞が修復を必要とするもの。目線で照準を合わせていく

ソフトウェア情報

「InMind VR」Android版
【著作権者】
Nival
【対応OS】
Android 4.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.18.1(15/12/04)
「InMind VR」iOS版
【著作権者】
Nival
【対応OS】
iOS 6.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(15/12/10)

スマホVRとも相性のいいホラー

 ジェットコースターと双璧をなすジャンルがホラーだ。360度どこから襲ってくるかわからない恐怖と、自分の周りから聴こえてくるサウンド、そしてデバイスを装着することによる外界との断絶が恐怖を増幅させる。

 「Sisters」(二眼専用)はGear VR向けにもリリースされているホラー作品。姉妹の人形が置いてある部屋の中を見回し、振り返るとさっきと違うことが起きていて……。振り返るのが怖くなる一作だ。

 また、「Insidious VR」(二眼専用)はホラー映画『インシディアス 序章』を題材にしたホラーコンテンツ。部屋で起きるポルターガイスト現象を目の当たりにすることになる。「Sisters」と異なるのは、次々と色々なことが起きていく点。動くはずのないものが動いたりする。

 いずれも心臓の弱い方などは注意をした方がいいコンテンツだ。しかし、もしさらに恐怖を楽しみたい場合はぜひイヤホンやヘッドホンを使って体験していただきたい。

「Sisters」。動いているのは自分しかいないがゆえに、気付いたら何か異変が起きており、振り向く怖さが膨らんでいく
「Insidious VR」。こちらは常に色々なことが周囲で起きるので、それでビクビクしてしてしまう

ソフトウェア情報

「Sisters」Android版
【著作権者】
Otherworld Interactive
【対応OS】
Android 4.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.7(15/10/28)
「Sisters」iOS版
【著作権者】
Otherworld Interactive
【対応OS】
iOS 6.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.1(16/02/06)

ソフトウェア情報

「Insidious VR」Android版
【著作権者】
Focus Features
【対応OS】
Android 4.3以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(15/04/30)
「Insidious VR」iOS版
【著作権者】
Focus Features
【対応OS】
iOS 8.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(15/05/18)

目線だけで遊べるゲームも登場

 手元が見えないVR。さらにスマホVRの場合、ヘッドマウントするためのバンドがついておらず、手で持つことになることもしばしば。そうなるとゲームのコンテンツも目線だけで操作しなければならず、開発側にとってもかなりの制約になる。

 しかし、その中でも目線によるコントロールを活用している2つのゲームを紹介したい。スマホゲーム大手のグリーが公開している「シドニーとあやつり王の墓」(一眼、二眼とも対応)は目線だけで敵と戦うアクション・アドベンチャー。一人称視点で、360度さまざまな方向から迫ってくる敵を撃退していこう。最後にはボス戦も用意されている。

 また、Oculus Rift用のゲームとして注目されていた「Vanguard V」はスマホ版(二眼専用)もリリース。宇宙を舞台に味方キャラクターを三人称視点で操作して、目線で移動も敵へのロックオンも行ってしまうユニークな操作感だ。

「シドニーとあやつり王の墓」。一人称で敵を魔法の杖で撃退していく。360度から襲ってくるのでクルクルとせわしなくなる
「Vanguard V」。三人称視点でもVRのシューティングが楽しく感じられる名作だ

ソフトウェア情報

「シドニーとあやつり王の墓」Android版
【著作権者】
GREE, Inc.
【対応OS】
Android 4.4以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.02(15/11/29)
「シドニーとあやつり王の墓」iOS版
【著作権者】
GREE, Inc.
【対応OS】
iOS 7.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.02(15/11/16)

ソフトウェア情報

「Vanguard V Google Cardboard」Android版
【著作権者】
ZeroTransform LLC
【対応OS】
Android 4.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
7.21(15/06/16)
「Vanguard V for Google Cardboard」iOS版
【著作権者】
ZeroTransform LLC
【対応OS】
iOS 8.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(15/07/16)

実写の360度コンテンツも種々揃っている

 第60回では実写の360度コンテンツを見るためにYouTubeなどの動画サイトの360度動画を取り上げたが、今回はアプリで実写のコンテンツを楽しめるものを紹介したい。

 「Google Spotlight Stories」(一眼、二眼とも対応)はGoogleが試験的に制作した360度コンテンツを公開するアプリだ。その中に入っている『HELP』という怪獣映画は必見。怪獣が徐々に大きくなり迫ってくるド迫力のストーリーを360度で楽しむことができる。特にどんどん大きくなっていく怪獣のスケール感に注目。

 「VR Jump Tour」は、第14回で取り上げた「Hiyoshi Jump」のアップデート版。軍艦島や沖縄など日本のさまざまな地点での“ジャンプ”を楽しむことができる。メニューから飛びたい地点を選んだら、その場で飛んでみよう。眼下の素晴らしい眺めを楽しむことができるはずだ。

「Google Spotlight Stories」に収録されている『HELP』。迫力がとにかく凄まじい
「VR Jump Tour」。筆者のお気に入りは軍艦島ジャンプ!
「VR Cruise」。ももクロ以外にも恐竜の世界を楽しむ恐竜戯画、アニメ原作で映画化された『ライチ☆光クラブ』の360度コンテンツが収められている

 最近公開された「VR Cruise」はGear VR版と同様に、日本の高品質な360度映像を楽しむことができるというもの。さっそく配信されている3つのコンテンツには、人気アイドル“ももいろクローバーZ”のライブ“桃神祭2015”を360度で楽しめる映像のショート版が収められている。

ソフトウェア情報

「Google Spotlight Stories」Android版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
Android 4.2以降
【ソフト種別】
フリーソフト(アプリ内課金あり。『HELP』は無料)
【バージョン】
1.0.1p8(15/07/15)
「Google Spotlight Stories」iOS版
【著作権者】
Google Inc.
【対応OS】
iOS 8.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0.5(15/07/31)

ソフトウェア情報

「VR Jump Tour」Android版
【著作権者】
warapuri 氏
【対応OS】
Android 4.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.1(15/10/14)
「VR Jump Tour」iOS版
【著作権者】
warapuri 氏
【対応OS】
iOS 9.0以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
3.0.3(15/10/31)

ソフトウェア情報

「VR Cruise」Android版
【著作権者】
(株)eje
【対応OS】
Android 4.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(16/02/18)
「VR Cruise」iOS版
【著作権者】
eje Inc.
【対応OS】
iOS 8.1以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(16/02/19)

(もぐらゲームス:すんくぼ)