設定した時間の延長や短縮が容易なタイマーソフト。時間を決めて何かの作業をする際、状況によって時間の融通をきかせたいときにお勧め。また、たとえば試験勉強の休憩を兼ねて30分だけゲームをするつもりが、『あと5分だけ』『あ、あと10分だけ』などと続けしまい、気がつけば2時間が過ぎていた……、といった意志の弱い人にもいいだろう。

　メインウィンドウ中央に“残り時間”“経過時間”がデジタル表示され、標準で残り1時間に設定されている。時間を変更するには、左右にある延長用と短縮用の［1時間］［15分］［5分］［1分］の各ボタンを押す。たとえば40分に変更したいなら、短縮側の［15分］［5分］を1回ずつ押せばOK。あとは［スタート］ボタンでカウントを開始、［ストップ］で停止、［リセット］でリセットになる。また、残り時間はウィンドウを最小化してもタスクバーのタスクボタンにデジタル表示される。

　カウント開始後、時間になると短い警告音とともに“指定した時間を経過しました”というメッセージダイアログが現れ、残り時間は赤いマイナス表示に変わる。そのまま時間を延長するなら、延長用の各ボタンを押せばカウントを停止せずに延長が可能。また、カウント中の延長や短縮も可能で、再設定した時間が経過すればその都度メッセージダイアログが現れる。延長や短縮を繰り返してもトータルの経過時間はわかるので安心だ。

　そのほかカスタマイズにも対応しており、設定ファイルを「メモ帳」などで直接書き換えたり、または同梱のサンプル設定ファイルと差し替えることで、標準の残り時間を変更したりウィンドウの外観を変えることなどが可能になっている。

　なお筆者が試用したところ、環境によって起動時や最小化ウィンドウの復元時などに、ウィンドウ背景の表示が乱れたり黒くなることがあった。その場合でもタイマーとしての機能自体は問題なく動作するようだ。