【第420回】
ボルボ公認レースゲーム「Volvo - The Game」
ボルボの最新コンセプトカーや名車でリアルなレースを体験!
(10/07/16)
『週末ゲーム』では、インターネット上でたくさん公開されているゲームのなかから、選び抜いた良作を毎週紹介していく。今回は、高級車として知られるボルボ公認のリアル系3Dレースゲーム「Volvo - The Game」を紹介しよう。
ボルボ最新のコンセプトカーでレースに挑戦!
「Volvo - The Game」は、リアル系レースゲームの開発で定評のあるゲームメーカー“SimBin Studios”が、徹底した安全設計で知られる高級車“ボルボ”の全面協力で開発した無料のレースゲーム。内装にまでこだわるグラフィックとリアルな挙動により、ボルボでドライブしている気分を味わえるのが最大の魅力となっている。
登場する車種は全部で6車種。最新コンセプトカーであるVolvo S60 Conceptをはじめ、Volvo C30、Volvo S60、Volvo S40、Volvo 850、Volvo 240と小型車からワゴンまで多彩な内容となっている。ほとんどの車種がレース仕様で、内装や計器類もシンプルなレース向けになっているなど、細かい部分までこだわっているのも見どころだ。なお、Volvo S60 Conceptは通常仕様とレース仕様の2種類を用意。レース仕様のほうが車体が滑りにくくグリップ力が強いなど、操作感にもちゃんと違いがある。
基本操作は、カーソルキーの左右で車体のステアリング、上でアクセル、下でブレーキとなっている。標準設定ではオートマとなっているが、レース開始前のセッティングでマニュアルに切り替えることも可能だ。ギアのチェンジは[Q]キーでシフトアップ、[A]キーでシフトダウンとなっている。なお、レース前のセッティングではライバルカーの強さと数、周回数、ABSの強さなども調整できる。
このほか、[V][N][B]キーでそれぞれ左・右・後ろを見る、[H]キーでヘッドライトを点灯と運転気分をより高める操作も用意。[Tab]キーで視点の変更も可能だ。また、ゲームパッドやステアリングコントローラーでの操作にも対応している。
2種類のコースとゲームモードを用意
コースは“GOTHENBURG”と“CHAYKA”の2種類が用意されている。GOTHENBURGは全長が1.6kmと短いが、道幅が非常に狭く、慎重なアクセルワークとハンドル操作が必要なテクニカルなコース。緊張感のあるレースを楽しみたいときにピッタリだ。もう1つのCHAYKAは、全長4.2kmと長く、道幅も広いため走りやすいのが特長。ドライブ気分を味わいたいときには、こちらのコースを選ぶといいだろう。また、CHAYKAではコース外の場所にもけっこう移動できる。探検してみるのも面白い。
ゲームモードはライバルカーとの対決が楽しめる“QUICK RACE”と一人でタイムを競う“TIME ATTACK”の2種類がある。このゲームではリアルな挙動が特徴なだけに、ちょっとした接触や無理なハンドル操作で車は簡単にスピンしてしまうため、QUICK RACEでライバルカーに勝つには慎重な操作が必要だ。またTIME ATTACKでは、リプレイデータを接触のないゴーストカーに設定して競うこともできる。
コースもゲームモードも2種類だけとボリュームはそれほど大きくないが、車種ごとにキッチリと挙動が異なるなどリアルに作り込まれたレースゲームが無料で遊べるのは大きな魅力。6種類の車種は最新のコンセプトカーから往年の名車まで揃っており、操作感の違いだけでも十分に楽しめる。ボルボが好きな人はもちろん、リアル系のレースゲームが好きならぜひともプレイしてほしい。
- 【著作権者】
- SimBin Studios
- 【対応OS】
- Windows XP/Vista
- 【ソフト種別】
- フリーソフト
- 【バージョン】
- 1.1