人気ソフトはここがすごい!

無償で軽快な多機能テキストエディター「TeraPad」なら長文を書くのも苦にならない

自分好みにカスタマイズして執筆しやすい環境を整えられる

「TeraPad」

 『人気ソフトはここがすごい!』では、窓の杜ライブラリの収録ソフトから、窓の杜スタッフが定番ソフトをピックアップ。活用ポイントを踏まえつつ紹介します。

 Windowsでおなじみのメモソフト「メモ帳」は動作が軽く、その名の通りちょっとしたメモを取るには適していますが、ブログ記事の執筆など長文を書く時は不便に感じることもあるかもしれません。そのような長文を書くなら、軽快ながらも多くの機能を備える「TeraPad」を使ってみてはいかがでしょうか。

 「TeraPad」のウィンドウには行番号、桁のルーラーが表示され、現状でどのくらいの文章を書き、どんな構成になっているのか把握しやすくなっています。さらに、1行を何文字で折り返すのかといったことや、行頭・行末の禁則文字を設定しておけば、印刷する原稿の下書きや1行あたりの文字数が決まっている媒体に載せる文章を書いている時など、多岐に渡るシチュエーションで役立ちます。

1段落がウィンドウに収まらないと見づらい
[表示]メニュー内の[80 桁で折り返し]を有効にすれば、このように見やすくできる。桁数などは[オプション]にある[基本]タブから設定を行える

 また、「メモ帳」はアンドゥ・リドゥ機能を1回ずつしか使えないという弱点も抱えていますが、本ソフトでは実質制限がないのも魅力。ほかにも、全角・半角スペースや改行記号などをマーク表示する機能や、長文の中から任意の場所を参照したい時に便利な画面分割機能、ファイルの上書き保存時にバックアップを作るという事故防止に役立つ機能など、文章作成時にあるとうれしい機能が盛りだくさん。

先述の[基本]タブでは行や文字ごとの間隔、アンドゥ・リドゥの回数の上限などの設定が可能
[表示]タブで、全角・半角スペースなどをマークに置き換える設定を施せる

 加えてプログラマー向けの各種編集モードなども搭載しているので、文章はそんなに書かないけれどもソースコードはよく書く、という人にもオススメしやすいソフトです。