マルわかり!Windows 10 Mobileガイド

第27回

Windows 10 Mobileで電話の着信音をオリジナルのものに変更したい

DRM保護されていないMP3ファイルが対応

 Windows 10 MobileはモバイルOSとしての基本的な機能を備えているだけでなく、タッチパネル搭載のWindows 10パソコンに近い操作感で利用できるのが特徴だ。本連載ではWindows 10 MobileのTipsの他、OSを取り巻く旬の話題などを日替わりで紹介する。

カスタム着信音は本体に保存する?

 「設定」の[パーソナル設定]-[サウンド]に並ぶ“着信音”セクションの[カスタムの着信音を利用する方法]をタップすると、「Microsoft Edge」が起動し、Bingで“Windows 10 Mobile の着信音を変更する方法”のキーワードで検索した結果が表示される。

 検索結果上位にあるMicrosoftの公式サイトの情報によると、『ストアで“着信音”を検索してください』という説明があるものの、執筆時点では決定打となるアプリは見つからない。そこで今回はPCを使ってサウンドを作成し、Windows 10 Mobileデバイスにコピーしてカスタムサウンドを「電話」アプリの着信音に変更してみる。

 Windows 10 Mobileが着信音としてサポートするサウンドファイルは、DRMに保護されていない30MB以下の音声ファイル。今回はMP3形式のファイルを用いた。WMA(Windows Media Audio)も対応しているようだが、Windows 10でも使用頻度が減っているため今回は未検証。ちなみに筆者が収集した情報の中には、プロパティ情報の“ジャンル”に“ringtone”を追加することで認識するという話もあったが、検証した限りでは特に必要なかった。

Windows 10 MobileデバイスをUSBケーブルでPCに接続し、エクスプローラーでデバイス本体→“Ringtones”フォルダーと順に開く。そして用意したMP3ファイルをドラッグ&ドロップでコピーする
「設定」を起動し、検索ボックスに“サウンド”と入力する。検索結果から[サウンド]をタップして設定項目を開く
“サウンド”画面が開いたら、“着信音”セクションのドロップダウンリストをタップする
「設定」の[パーソナル設定]-[サウンド]に並ぶ「着信音」セクションのドロップダウンリストを開くと、コピーしたMP3ファイルがリストに表示されて選択できる

 今回の検証で未解決だったのが、SDカードへのコピーである。本体と同じ“Ringtones”フォルダーを作成し、“desktop.ini”をコピーしてからMP3ファイルをコピーしてみたが、ドロップダウンリストには表示されなかった。この辺りは機会を見て、再度検証したいと考えている。

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