Windows 10にまず入れる超定番無料アプリ

第3回

今もなお進化を続けるフリーの国産テキストエディター「Mery」

プログラミングにも原稿執筆にも! 最新ベータ版では高解像度モニターにも対応

「Windows 10」

 「Windows 10」のポテンシャルを引き出すためにまず入れておきたい定番ソフトを紹介する本集中連載。第3回となる今回は、多くの形式に対応した日本語に適した多機能テキストエディター「Mery」を紹介する。

日本語に適した多機能テキストエディター「Mery」

「Mery」

 最近はWeb開発に適した「Sublime Text」「Atom」「Brackets」といった“モダン”なテキストエディターが人気だが、ソースコードの記述だけでなく、日本語での原稿書きにも適した万能なものがほしいならば、国産のテキストエディターに限る。しかし、国産のテキストエディター、とくに無償のテキストエディターは“枯れて”おり、事実上開発が停止してしまっているものも少なくない。

 そこでお勧めしたいのが、現在でも活発に開発が進められている「Mery」だ。ファイルの拡張子ごとに“編集モード”を切り替えて構文の色分けや入力補完を行えるほか、正規表現対応の検索・置換・GREP、メニューやツールバー、キー入力のカスタマイズ、マクロ、プラグインなどといった機能も備えており、機能も十分だ。また、レジストリを使用しないため、USBメモリなどで持ち運べるのもうれしいポイントと言える。

最新ベータ版は高解像度モニターでも快適(左が「Mery」、右が高DPI非対応の「TeraPad」)

 とくに最新のベータ版は、DirectWriteやPer-Monitor DPIに対応するなど、“Surface”をはじめとする高解像度モニターでも快適に利用できる。開発・テスト中のバージョンではあるが、最新のOSで快適に利用できる無償のテキストエディターを探しているならば試す価値はある。

 なお、本ソフトの対応OSはWindows XP/Vista/7/8となっており、Windows 10の対応は明記されていないが、編集部にて問題なく利用できることを確認している。

(樽井 秀人)