【第10回】
目の錯覚を利用して遊ぶおもちゃ「ソーマトロープ」
高速でくるくる回すと雛鳥が親鳥からエサをもらう絵が見られる
(04/11/17)
みなさん、こんにちは。鉛筆を親指と人差し指でつまんで上下に揺らし、グニャグニャと曲がっているように見せる遊び、授業中の暇つぶしに楽しんだことってありませんか? その遊びを久しぶりにやっていたら、子どもが『それやりたい~』と目を輝かせて寄ってきました。やり方を教えるとさっそく挑戦し、『ホントだ、グニャグニャになっちゃった』と大喜び。『よし、それなら目の錯覚を利用したおもちゃを作っちゃおうか!』ということで、ぴったりのペーパークラフトを探してみました。
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一方には、ひな鳥たちだけの絵が描かれています |
今回ご紹介するのは、直前に見た映像が目にしばらく残る“残像現象”という錯覚を利用したおもちゃ「ソーマトロープ」です。表と裏に違う絵の描かれた丸い板の両端に輪ゴムをつけ、輪ゴムをねじった反動でくるくる回転させることで、表の絵と裏の絵がひとつの絵になって見えるというおもちゃです。
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もう一方は、親鳥の絵です。上下を間違えないように貼り合わせましょう |
インクジェットペーパー“画彩”シリーズのWebサイト“画彩倶楽部”から、[ペーパークラフト]-[ソーマトロープ]とたどれば、「ソーマトロープ」の元になるJPEG画像をダウンロードできます。あとは手持ちのプリンターで、このテンプレート画像をA4サイズいっぱいの大きさになるように調整し、印刷しましょう。
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ピザのように切り込みを入れれば、穴の部分を丸く切り取りやすいですよ |
テンプレート画像には、2つの円があります。それぞれの円に違う絵が描かれており、一方は親鳥だけの絵、もう一方はひな鳥たちだけの絵です。この2枚の円を、Webページの指示に従って貼り合わせ、両端に穴を開けて輪ゴムをとおしましょう。あとは輪ゴムをしばり、両手で輪ゴムを引っ張ってくるくる回転させれば、離ればなれだった鳥の親子が、みごとに1枚の絵のなかで再会します。
保育園に持って行ってみたら、みんなやっぱり興味津々。先生たちも感心していました。みなさんも、「ソーマトロープ」で目の錯覚をぜひ楽しんでみてくださいね。
【著作権者】富士写真フイルム(株)
【ファイル形式】JPEG形式
【ファイルサイズ】510KB
□FUJIFILM:インクジェットペーパー画彩:画彩倶楽部
http://www.fujifilm.co.jp/kassai/kassaiclub/
□FUJIFILM:インクジェットペーパー画彩:画彩倶楽部:ペーパークラフト(「ソーマトロープ」のダウンロードページ)
http://www.fujifilm.co.jp/kassai/kassaiclub/papercraft/thaumatrope/
(小松 佳那)
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