【第36回】
立体迷路を自分で組み立てて自分で解く「組立式12面体迷路」
手を動かして製作、頭を使って迷路を解き、脳の“前頭前野”をバリバリ使おう
(05/06/07)
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通路が上下に重なった立体迷路を楽しもう |
迷路って、いくつになっても夢中になって取り組んじゃいますね。迷路にも比較的カンタンなものから、唸っちゃうような複雑なものまでありますが、それもこれも、迷路の愛好者が大勢いることの証でしょう。最近では、脳の司令塔と言われてその働きが注目されている“前頭前野”を鍛えるのに、迷路って格好の教材かもしれません。
今回は、正12面体の表面に白黒の迷路が描かれた「組立式12面体迷路」をご紹介します。正12面体は直径8cmぐらいの大きさで、すべての面が正五角形です。迷路の通路は血管のように上へ下へと重なり、マスクメロンの表皮みたいな模様を形作っています。“START”と書かれた場所から通路をたどって進み、“GOAL”を目指しましょう。
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パーツは1枚だけで、カットも直線のみ |
本作品は、多くのパズルを掲載する“パズルランド”ホームページで[12面体迷路]のリンクを開き、[高解像度ファイルのダウンロード(high-res.pdf)]をクリックすれば、PDF形式の型紙ファイルを入手できます。
今回は、A4サイズの真っ白なケント紙を1枚用意しました。迷路ですから、完成後も手でいじり回しますので、紙はしっかりした厚めのものをおすすめします。糊しろには、A~Jまでのアルファベットが書かれたものと何も書かれていないものの2種類があるので、まずアルファベットつきの糊しろを接着して乾かしましょう。次に、何も書かれていない糊しろをまとめて糊づけし、乾燥させれば完成です。
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色つきの紙を使えば、少し雰囲気が変わりますね |
完成したら、いよいよ挑戦! 『迷路なら任せとけ!』という猛者も、手描き風のくねくねした通路が連なる立体迷路は、容易には解けないのではないでしょうか。職場の同僚とタイムトライアルするのも楽しいし、煮詰まったときにひとりで挑戦すれば気分転換に役立ちそう。平面の迷路では子どもに敵わない私でも、立体迷路なら勝てちゃいました。みんなで立体迷路を作り、勝負してみませんか?
【著作権者】服部 昌一郎 氏
【ファイル形式】PDF形式
【ファイルサイズ】80.9KB
□たのしい「パズルランド」Puzzle Land
http://hattori.m78.com/puzzle/
□ペーパークラフト(ダウンロードページ)
http://hattori.m78.com/puzzle/12maze/
(小松 佳那)
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