高さ30センチ弱。羽根やプロペラが動きます

　宮崎 駿監督のアニメ映画「ハウルの動く城」、皆さんはご覧になりましたか？　老婆の姿に変えられた少女“ソフィー”が魔法使いの青年“ハウル”と仲間たちに出会い、動き回る不思議な城で共同生活を始める物語。あるとき映画のポスターを見て、子どもが言いました。『あんなお城、私も住みたいなぁ』って。小さな家がたくさんついてたり、羽根で空を飛んだりと、夢がいっぱいです。

　というわけで今回は、映画に出てくるお城を精密に再現した「ハウルの動く城ペーパークラフト」をご紹介します。現在、東京都現代美術館で開催されている“ハウルの動く城 大サーカス展”を記念して無料公開された、8月31日までの期間限定でダウンロードできるペーパークラフトです。完成すると高さ30センチ弱の、実際に羽根やプロペラを動かせるとても凝った作品となります。説明書がA4サイズで9ページ、型紙がA4で26枚、総部品数は237点と、国民的な大ヒット映画にふさわしい超大作です。

後ろから見るとこんな感じです

　本作品は、エプソン販売（株）のトップページから［イベント・キャンペーン］－［エプソン特別協賛／ハウルの動く城 大サーカス展］とたどり、リンク先ページの下部にある［「ハウルの動く城ペーパークラフト」ダウンロード開始！］と書かれたバナーをクリックすれば、ダウンロードページが開きます。一括ダウンロードすると49.6MBもあるので、5分割されたアーカイブも用意されています。

点数は多いですが、パーツの余白には組み立て方が書いてあります

　本作品はパーツ数こそ多いのですが、切り取り線や折り線のほかに、丸めて貼る、切り込みを入れる、切り抜くなどの説明が型紙の余白にも書かれているので、パーツと別に用意されている説明書と併せて読めば、作成もそれほどむずかしくありません。ちなみに私の場合、製作日数は1週間ほどでした。

　作成中ずっと、子どもは『さわっていい？』『これ動くんでしょ？』と、未完成のペーパークラフトを前にウズウズしていました。完成後は、子どもだけでなく家族全員が『こんな細かいのを作ったの!?』とか『あ、動かせるんだ！』と、作品の緻密さと楽しさに釘付けでした。映画を観た人も観ていない人も、のちのちDVDで鑑賞するという人も、劇中のファンタジックな世界観を堪能できる「ハウルの動く城ペーパークラフト」を作ってみませんか？

最小の立体パーツはこの水の入ったバケツ。家の床下から糸で吊ってあります		切り込みや接着箇所の指示が書かれています。これならミスを防げるので安心

【著作権者】（株）ニ馬力、GNDDDT
【ファイル形式】EXE形式（中身はPDF形式）
【ファイルサイズ】49.6MB

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□エプソン特別協賛 ハウルの動く城・大サーカス展 | 「ハウルの動く城ペーパークラフト」 | EPSON（ダウンロードページ）
http://www.i-love-epson.co.jp/ec/event/howl-circus/download.htm

（小松 佳那）