口をぽかんと開けた表情がかわいい蚊取り豚

　そろそろ風が秋めいてきましたが、蚊はまだまだ元気。隙あらば血を吸おうと、窓やドアのちょっとした隙間を見つけてすぐ入ってきます。そのため、除虫菊の香り漂う蚊取り線香は、我が家の必需品です。ただ、商品付属の受け皿をそのまま線香の器に使っているので、いまいち風情が足りません。そこで、“蚊遣り豚”や“蚊取り豚”と呼ばれるブタ型の線香受けを買いに行ったら、残念、すでに売り切れでした。買えないとなると、ますます欲しくなります。せめて部屋に飾りたいなぁ！

ノコギリの歯のような糊しろ部分も根気よく切り出しましょう

　そんなわけで今回は、お部屋の飾りになる「蚊取り豚」のペーパークラフトをご紹介します。紙製なので実用には使えませんが、完成すると高さ14センチ、幅は11センチほどになります。白っぽい体に、あどけない顔、ずん胴に短い足のブタは、昔ながらの素朴さに溢れてます。本作品を入手するには、多くのパズルを掲載する“パズルランド”ホームページで［蚊取り豚］のリンクをたどり、［展開図ダウンロード(katoributa.pdf)］をクリックしてください。同じページ上に完成写真や組み立て図が用意されていますので、組み立て時の参考になります。

中の蚊取り線香、見えますか？

　紙はA4サイズを1枚用意してください。本作品は、丸く大きな胴体を小さな4本足で支えるので、ケント紙程度の厚みが必要でしょう。ブタのパーツ数は、胴体1、顔2、足4、耳2、持ち手1の計10。胴や顔、足などのパーツには、ノコギリの歯のような糊しろがいっぱいついてますので、根気よく切り出しましょう。そのほか、渦巻き状の蚊取り線香と線香立てもついてますので、ブタのパーツに気を取られてうっかり捨てないようにしてくださいね。ブタのお尻側から線香と線香立てを入れたら完成です。

　『蚊取り線香点けるよ』と子どもへ声をかけると、まず本物の蚊取り線香一式を持ってきて、それからちょっと離れた場所へ本作品を置いてくれました。線香の香を嗅ぎながら、口をぽかんと開けたブタの表情を眺めていると、なんだか気分も安らぎます。置いておくだけで風情が増す蚊取り豚、みなさんもさっそく作ってみませんか？

【著作権者】服部 昌一郎　氏
【ファイル形式】PDF形式
【ファイルサイズ】1.19MB

□たのしい「パズルランド」Puzzle Land
http://hattori.m78.com/puzzle/
□日本の夏【蚊取り豚】ペーパークラフト（ダウンロードページ）
http://hattori.m78.com/puzzle/craft/katoributa/

（小松 佳那）