【第57回】
衛星打ち上げに使われるロケット「M-V型ロケット/ペーパー3Dモデル」
部屋に飾って想像力をふくらませ、宇宙飛行士気分を味わっちゃおう!
(05/11/09)
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国産ロケット“M-V(ミュー・ファイブ)”のペーパークラフトです |
日本人宇宙飛行士・野口 聡一さんがスペースシャトル“ディスカバリー号”に乗り込んで船外活動し、“ホリエモン”こと堀江 貴文さんが宇宙旅行ビジネスへ参入表明。さらに、約23億円の旅行費用を支払えば日本の民間人でも“宇宙観光”へ出かけられるとか。そんなニュースを聞いていると、なんだか宇宙が身近になった気がしますね。今の子どもたちが大人になるころは、ちょっと奮発すれば宇宙ツアーに出られる時代になっているんでしょうか……。
今回ご紹介するのは、日本の宇宙開発を担う“M-V(ミュー・ファイブ)ロケット”のペーパークラフト「M-V型ロケット/ペーパー3Dモデル」です。M-Vロケットは、固体燃料を使う3段式のロケットで、科学衛星を宇宙へ送り届けるのに利用されています。M-Vロケット1号機の全長は30.7メートルですが、本作品は完成すると33センチほどになります。
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パーツは全5点。先端部分は小さいのでなくさないように注意! |
本作品は、宇宙科学研究本部の子ども向けページ“キッズ★ギャラクシー”で[宇宙実験室]-[ペーパークラフトを作ろう]-[M-Vロケットを作ろう!]とたどり、[PDF形式ファイル(48k)]をクリックすれば、PDF形式の型紙をダウンロードできます。紙は今回、A4サイズのケント紙を1枚用意しました。
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胴体には朱色で“M-V”のロゴが描かれています |
パーツは全5点。筒型の胴体両端に、ロケット先端部分とノズルをとりつければOKです。とってもシンプルな構造なので、子どもでも楽しく作れるでしょう。長さが26センチある胴体部分は、あらかじめテーブルの角で紙を柔らかくしてから丸めました。もしロケットより長い棒があれば、巻きつけながら糊づけするときれいにできあがりますよ。
完成したロケットは、我が家では天井から糸で吊るすことになりました。やはりロケットは空飛ぶ姿が一番カッコいいし、イマジネーションの世界へ誘ってくれます。子どものころ、私は月に住むウサギを空想してドキドキしていましたが、宇宙がより身近な存在になるはずの未来の子どもたちは、宇宙についてどんな想像を抱くんでしょう? ちょっと聞いてみたいですね。
【著作権者】宇宙航空研究開発機構
【ファイル形式】PDF形式
【ファイルサイズ】45.1KB
□キッズ★ギャラクシー
http://www.isas.jaxa.jp/kids/
□「M-V型ロケット/ペーパー3Dモデル」のダウンロードページ
http://www.isas.jaxa.jp/kids/labo/paper/mv.html
(小松 佳那)
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