NEWS（10/08/19　16:07）

　Mozillaは11日、Webブラウザー「Firefox」の次期バージョンv4.0のBeta 3を公開した。なお、本ベータ版は開発者やテスター向けに公開されており、一般ユーザーによる使用は推奨されていないので注意。

　本バージョンの主な変更点は、Windows 7のマルチタッチ機能に対応したこと。Webページをマルチタッチに対応させるためのイベントなどが追加されており、開発者はタッチ操作を活用したWebアプリケーションを開発することが可能だ。

　また、JavaScriptエンジンも改良されている。C/C++言語で「Firefox」のJavaScriptエンジンを扱うためのAPI“JSAPI”での変数の扱いが変更され、変数を64bitで表現する“Fat Values”が採用された。これによりパフォーマンスは向上するが、JSAPIを利用する一部拡張機能で若干の修正が必要になるとのこと。

　本ベータ版は、Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトから英語版をはじめとする各国語版をダウンロードできる。ただし、日本語版は依然として用意されていない。