NEWS（10/12/22　15:48）

　（株）アーク情報システムは22日、システムドライブへ書き込まれるデータを横取りし、メインメモリ上へ書き込み可能にするソフト「SSD革命/SpeedAdvance Ver.1 Hi-Grade」の体験版を公開した。Windows XP/Vista/7および64bit版の7に対応し、同社のWebサイトからダウンロードできる。

　「SSD革命/SpeedAdvance Ver.1 Hi-Grade」は、通常システムドライブへ書き込まれるデータを横取りして、メインメモリ上に一時的に作成した特殊な領域へ書き込み可能にするソフト。HDDやSSDよりも高速にデータを読み書きできるメインメモリを活用することで、処理を高速化することが可能なほか、できる限りSSDへの書き込み回数を抑えることで書き込み回数に制限のあるSSDの寿命を延ばせるといったメリットもあるという。

　メインメモリ上に作成した領域へ書き込んだデータは、領域に割り当てた容量がいっぱいになった際や、本ソフトの終了時などにシステムドライブへ書き込まれる仕組み。

　なお本ソフトは、“RAMディスク”を作成するソフトとは異なり、メインメモリ上に作成した領域を仮想ドライブとして利用することはできない。また、利用する環境によっては、通常時よりもパフォーマンスが低下してしまう場合もあるという。そういったソフトの特性上、体験版であらかじめソフトを利用できるのはありがたい。

　体験版は14日間試用でき、Windowsの起動時に自動で本ソフトの機能を有効にする機能が利用できないなどの制限がある。製品版は同社のWebサイトからダウンロード購入でき、価格は3,980円（税込み）など。