NEWS（11/04/13　11:30）

　米Microsoft Corporationは12日（現地時間）、「Internet Explorer 10」初の開発プレビュー版となるPlatform Preview 1を無償公開した。Windows 7および同64bit版にのみ対応しており、現在デモサイト“Internet Explorer 10 Test Drive”からダウンロードできる。

　プラットフォームプレビュー（Platform Preview）版とは、次世代Webブラウザー「Internet Explorer 10」の開発にあたり、ユーザーからのフィードバックを募るために先行公開された開発版。アドレスバーをはじめとする基本的なユーザーインターフェイスが省かれており、日常利用するには機能不足が否めないが、IE10の新機能をいち早く体験することができる。過去のバージョンのIEとの共存も可能だ。

　IE10では、CSS3の機能のうち“Multi-column Layout（マルチカラムレイアウト）”“Grid Layout（グリッドレイアウト）”“Flexible Box Layout（フレキシブルボックスレイアウト）”“Gradients（グラデーション）”などへ新たに対応した。また、エラー低減のためスクリプト言語の曖昧さを排してより厳密な記述を要求する“ECMAScript 5 Strict Mode”にも対応している。これらの機能は、“Internet Explorer 10 Test Drive”で実際に試すことができる。

　同社によると、プラットフォームプレビュー版は今後8週間から12週間に1回のペースで更新されるとのこと。