NEWS（11/04/21　16:00）

　米Adobe Systems Incorporatedは20日（現地時間）、「Adobe Flash Player」v10.3および「Adobe AIR」v2.7のリリース候補版を公開した。現在、同社のラボサイト“Adobe Labs”からダウンロードできる。

　「Adobe Flash Player」の次期バージョンとなるv10.3では、Web解析ソリューションと連携させて動画の視聴解析を行う“Media Measurement”機能や、音声入力の利用時に発生する音響エコーを防止する“Acoustic Echo Cancellation（AEC）”技術が追加されている。また、プラグインの設定画面がOSのコントロールパネルへ統合されたほか、各種Webブラウザーのプライバシーコントロール機能からプラグインが利用するローカルストレージをクリアできるようになった。

　また、「Adobe AIR」の次期バージョンとなるv2.7は、「Adobe Flash Player」v10.3を搭載するほか、HTMLコンテンツを描画する“HTMLLoader”APIが強化されている。

　なお、本リリース候補版はまだ最終版ではないため、日常的な利用には適さないので注意。