NEWS（11/06/30　18:04）

　Google Inc.は30日、Web上のデータをもとに変換した辞書が特徴の日本語入力システム「Google 日本語入力」の最新開発版となるDev 1.1.758.100を公開した。最新版の主な変更点は、日時を変換する際の機能が強化されたこと。

　具体的には、4桁の数字を変換した際に日付や時刻が変換候補に現れるようになった。たとえば、“0630”と入力した際の変換候補には“6月30日”や“6:30”“6時30分”などが表示される。また、時刻を変換する際に“30分”を“半”と表現した変換候補が現れるようになっている。

　さらに、ユーザー辞書へサジェストの候補としてのみ表示する単語を登録できるようになったほか、“「もしかして」機能”“郵便番号辞書”“カタカナ英語辞書”の有効・無効をプロパティダイアログの［辞書］タブから切り替えられるようになった。また、“U+”のあとに16進数が続くUNICODEのコードポイントからそのコードポイントが示す文字を変換できるようになったほか、Windows 7環境ではプロパティダイアログなどのジャンプリストからほかのツールを呼び出すことが可能になった。そのほか、短い単位の変換や“もしかして”機能の精度が向上しており、変換精度も約30％向上しているという。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7および64bit版のVista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。