NEWS（11/07/28　17:48）

　米Splashtop Inc.は27日（現地時間）、“iPad”をサブモニターとして利用可能にするアプリ「Splashtop XDisplay」を公開した。iOS 3.2以降のiPadに対応するフリーソフトで、現在アプリケーション配信サービス“App Store”からダウンロードできる。

　「Splashtop XDisplay」は、iPadを無線LAN経由でPCへ接続し、1,024×768ピクセルの解像度をもつサブモニターとして利用できるようにするアプリ。iPadを利用したワイヤレスなマルチモニター環境を手軽に実現可能で、PCで再生した動画をiPadで閲覧したり、PCで行っている作業の進捗をiPadで確認するなど、さまざまな用途に応用することができる。

　本アプリを利用するには、リモートデスクトップ接続を行うための同社製サーバーソフト「Splashtop Streamer」を、あらかじめ接続先PCへインストールし、パスワードの設定などの作業を済ませておく必要がある。なお、同ソフトはWindows XP/Vista/7などに対応するが、「Splashtop XDisplay」と接続可能なOSは現時点でWindows 7に限定されているので注意。

　iPadからPCへ接続するには、まず本アプリを起動してPCのスキャンを行おう。通常はLAN内にある接続可能なPCが自動で一覧表示されるので、そこから接続したいPCをタップすれば接続を開始することができる。IPアドレスなどを入力して、手動で接続先PCを登録することも可能だ。

　なお、本アプリには10分おきに接続が解除されるという機能制限が設けられており、10分間以上継続して利用したい場合には“完全版”を購入する必要があるので注意。現在のところ、“完全版”の価格は450円（税込み）となっており、アプリ内から購入できる。