NEWS（12/02/15　15:54）

　フェンリル（株）は15日、同社製Webブラウザー「Sleipnir 3 for Windows」の最新版v3.0.9を公開した。本バージョンでは、ブックマークが消える問題が修正されている。

　「Sleipnir 3 for Windows」ではブックマークを管理する際、一般的なフォルダベースによる管理のほかに、ファイル管理ソフト「FenrirFS」と連携したラベルベースの管理が利用可能。“ラベルをつけてアーカイブ”するというGmailと同様の手法で、大量のブックマークを効率よく管理できる。

　しかし、このラベルベースのブックマーク管理に不具合があり、ブックマークが消えてしまう問題が発生していた。同社によると、「Sleipnir」から「FenrirFS」を起動するのではなく、「FenrirFS」のみを単体起動して「Sleipnir」のブックマークを整理した場合に、この問題が発生するとのこと。

　本バージョンでは、「FenrirFS」単体でのブックマーク編集を禁止する措置が取られているので、この問題は発生しない。ブックマークを整理するには、［作業トレイ］ボタンを利用するか、［ブックマーク］－［ブックマークの整理］メニューを利用しよう。また、「FenrirFS」を別途インストールしている場合は、最新版のv2.3へのアップデートが推奨されている。

　そのほか、「Sleipnir」を最小化をすると、タスクバーからウィンドウが復元ができなくなる不具合も修正されている。

　本ソフトは、Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。