複数フォルダへの一括ペーストなどが可能になったファイラー「As/R」v3.0.0.0が公開

「As/R」v3.0.0.0

　カスタマイズ性に優れたタブ切り替え型の多機能ファイラー「As/R」の最新版v3.0.0.0が、28日に公開された。最新版の主な変更点は、複数フォルダへの一括ペーストや複数フォルダの表示方式を切り替えられる“ウィンドウ管理バー”が追加されたこと。

　“ウィンドウ管理バー”はフローティング表示も可能なサイドバーで、［表示］メニューの［ツールバーとドッキングウィンドウ］サブメニューなどから表示できる。“ウィンドウ管理バー”上には現在開いているフォルダがチェックボックスとともに一覧表示されており、上部にはウィンドウの表示方法を切り替えるボタンなどが並んでいる。

フォルダを横に並べた表示

　表示方法切り替えボタンでは、チェックボックスで選択したフォルダを横や縦に並べた表示、重ねた表示、通常のタブ型の表示から切り替え可能。また、［貼り付け］ボタンでクリップボード内のファイルを選択したフォルダへ一括ペーストできる。

フォルダを縦に並べた表示

フォルダを重ねた表示

　さらに、［コマンドメニュー］ボタンからは、選択フォルダを一括でロックしたり、別プロセスの別ウィンドウへ分離するといった操作が可能。また、［動作設定］ボタンからは“ウィンドウ管理バー”のタイトルバーやツールバーを非表示にするといった操作ができる。

［コマンドメニュー］ボタン

［動作設定］ボタン

　なお、編集部で試用したところ、［コマンドメニュー］［動作設定］ボタンを押すとエラーが表示される現象が発生した。エラーが表示される場合は、本ソフトのインストールフォルダにある“\InitTemp\Menu”内の“_TabMngBarAction.txt”“_TabMngBarSetting.txt”を、設定フォルダ内の“Menu”フォルダへコピーすればよい。設定フォルダの場所がわからない場合はエラーダイアログ上に記載されたファイルパスを参考にするとよいだろう。

　本ソフトは、64bit版を含むWindows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7/Server 2008 R2/8に対応するフリーソフトで、現在作者のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。なお、動作には「Visual Studio 2012 Update 1 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要で、64bit版を利用する際は32bit版と64bit版両方の「Visual Studio 2012 Update 1 の Visual C++ 再頒布可能パッケージ」が必要となるので注意。