Adobe、「Adobe Photoshop Lightroom 5」の正式版を公開、体験版も利用可能

「Adobe Photoshop Lightroom 5」

　Adobe Systems Incorporatedは10日、ハイアマチュア・プロフェッショナル向け写真管理・レタッチソフト“Adobe Photoshop Lightroom”シリーズの最新版「Adobe Photoshop Lightroom 5」の正式版を公開した。Windows 7/8などに対応しており、製品版の価格はダウンロード販売で16,000円など。30日間無償で利用できるほか、シリアルキーを入力することで製品版としても利用できる体験版が用意されており、現在同社のWebサイトからダウンロードできる。

　写真を管理・加工して公開するまでをワンストップで行える高機能レタッチソフト。RAW画像やJPEG画像の補正・加工や、フォトブックやスライドショーの作成、Webサイトなどでの公開が可能。画像補正機能ではレンズによる歪みの補正や、カメラキャリブレーションといった高度な機能も備えている。

　「Adobe Photoshop Lightroom 5」では、フィルター効果を楕円形にグラデーションさせる“円形フィルター”機能や、被写体の歪みを自動で補正する“Upright”技術を使った自動歪み補正機能などが追加された。加えて、動画を含むスライドショーの作成機能も追加されている。

“円形フィルター”機能

“Upright”技術を使った自動歪み補正機能

　また修正ブラシも強化され、ブラシで塗りつぶした範囲を一括で修正できるようになったほか、コピースタンプを利用する際に自動選択されたコピー元候補を別の場所へ切り替えられるようになった。さらに、写真に写り込んだレンズに付いたゴミなどを探しやすくするため、被写体のエッジを表示する“スポットを可視化”機能も追加された。

修正ブラシ

“スポットを可視化”機能

“スマートプレビュー”機能

　そのほか、外付けHDDになどに保存した写真のプレビューを本体のストレージに保存しておき、外付けHDDを外した場合にもプレビュー上だけで加工を施し、あとから写真の本体に適用する“スマートプレビュー”機能が追加されている。