NEWS（10/02/08　12:22）

　（株）ジャストシステムは5日、定番ワープロソフト“一太郎”シリーズの最新版となる「一太郎2010」の体験版を公開した。1985年の登場から25周年となる本バージョンでは、Windows 7へ正式に対応。また、細かな使い勝手をさらに向上させている。

　たとえば、「一太郎2009」で搭載された“POP文字”機能が強化。グラデーション機能や文字の角度を回転する機能が追加され、チラシでよく使われる凝った見出し文字を初心者でも簡単に作成できる。さらにスタイルセット機能では、文書全体の色調を一括変更できる“カラースキーマ”機能が追加された。

　また、本ソフトでは表計算ファイルなどを“シート”としてワープロ文書へ追加し、単一のファイルとして持ち運べる機能を備えているが、今回のバージョンアップでPDF文書をシートへ追加可能になった。そのほか、印刷時に空白領域が多いページがあると、印刷用紙の無駄遣いを警告する機能を搭載。画像の表示速度なども向上している。

　さらに、同社では本ソフトの誕生25周年を記念した特別版“25周年記念パック”を用意している。“25周年記念パック”には一太郎開発陣による便利な限定ソフト「魅せる！グラフメーカー」「かんたん！スケジュール図」「差がつく！写真アレンジ」が同梱されるほか、起動時に歴代“一太郎”のスプラッシュ画面をランダムで表示可能。

　本ソフトはWindows XP/Vista/7および同64bit版に対応しており、体験版は現在、本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。体験版は30日間無償で試用可能だが、2011年4月1日以降は利用できなくなる。製品版の価格は、同社の直販サイト“Just MyShop”でのダウンロード販売が16,800円（税込み）など。また、ドローソフト「花子2010」など、ほかの同社製品の体験版も同時公開されており、同じく“一太郎”の公式サイトからダウンロードできる。