NEWS（10/02/15　16:43）

　PCリモート操作ソフト「IgRemote」「ZeroRemote」などで知られるオンラインソフト作者のIchiGeki氏は15日、独自コーデックを採用することにより高速で高画質な映像転送が可能なPCリモート操作ソフト「TrueRemote」を公開した。Windows 2000/XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応するフリーソフトで、営利および法人での利用時は作者への連絡が必要。現在、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　「TrueRemote」は、任意の動画コーデックを利用できる高速PCリモート操作ソフト「ZeroRemote」の後継版。マルチコアCPUに対応した独自の動画コーデック「GaeBolg」を使って映像を圧縮・転送することで、操作されるPCのデスクトップを高速かつ高画質に表示できるのが特長。

　操作画面はドラッグで任意のサイズに変更可能で、ウィンドウの大きさに合わせてデスクトップの表示が拡大・縮小される。もちろん、Windows標準のリモートデスクトップのように、デスクトップを原寸で表示してスクロールバーを使って表示位置を変更することも可能。

　リモート操作ソフトとしての機能は、クリップボードの共有やWindowsのサービスとしての実行が可能なほか、操作される側のPCへファイルを転送する機能などを備えている。また、画質を3段階で変更可能で、最高画質の“24 BitColor”を選択した場合は画質劣化なしでの表示ができる。なお、音声の転送には対応していない。