NEWS（11/02/02　15:37）

　ゼッタテクノロジー（株）は2日、「Microsoft Office 2010」を小学生でも簡単に扱えるように、小学校の授業でよく使うボタンが並んだ［きっず］タブを追加できるアドイン「Dr.シンプラー 2010 Lite」の最新版を公開した。最新版の主な変更点は、「Microsoft OneNote 2010（以下、OneNote）」に対応したこと。

　「OneNote」は、テキストと画像をシームレスに扱えるため、落書き帳のように使わせられるのがうれしい。また、「OneNote」のファイル保存操作を行わなくても自動で保存される仕組みは、紙と同じような感覚で子供に使ってもらえるだろう。

　インストールすると「Microsoft Word」「Microsoft PowerPoint」と同様に、「OneNote」のリボンへ［きっず］タブが追加される。［きっず］タブにはアンドゥを行える［一つもどる］ボタンを始め、［せんたくと入力］［いろペン］［ずけい］［かみにいんさつ］［とじておわる］ボタンなどが並んでおり、小学生でも機能に迷わず「OneNote」を利用可能。［キッズ］タブ上のボタン名は、［辞書モード］ボタンから開ける設定画面で指定した小学校の学年に応じた漢字が使われる仕組み。

　さらに、［キーボードくん］ボタンからはひらがな・カタカナ・記号・英数字・小学校3年生までに習う漢字をタブで切り替えて入力できるソフトキーボードを呼び出せる。ソフトキーボードのかな文字は五十音順、英字はアルファベット順に並んでおり小学生でも目的の文字を探しやすくなっているほか、漢字は学年別のタブに分かれて並んでおり、学年に応じた漢字を使えるようになっている。

　そのほか、本バージョンでは64bit版Windows上の「Microsoft Office 2010」にも対応した。

　「Dr.シンプラー 2010 Lite」は、Windows XP/Vista/7および同64bit版上の「Microsoft Office 2010」に対応するフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトからダウンロードできる。