サイトー企画、接続先の詳細情報を一覧できる「秀丸ネットモニター」の正式版を公開

「秀丸ネットモニター」v1.00

タスクトレイアイコンで接続先の国旗を表示

　「秀丸エディタ」などを開発する（有）サイトー企画は18日、現在PCが接続しているサーバーの詳細情報を一覧表示できるソフト「秀丸ネットモニター」の正式版v1.00を公開した。Windows XP/Server 2003/Vista/7/8に対応しており、個人利用に限り無償で利用可能。法人で利用する場合は10ユーザーで1,260円（税込み）のライセンスを購入する必要がある。現在、同社のWebサイトからダウンロード可能。

　「秀丸ネットモニター」は、PCが通信している国や組織名などの詳しい情報をリアルタイムで表示できるタスクトレイ常駐型ソフト。サーバーの所属する国を国名と国旗アイコンで確認できるほか、所属する組織などの名称をDNSサーバーもしくはWhois検索サービスに問い合わせて一覧リスト上へ表示できる。接続先サーバーの詳細情報を知ることで、不正なアプリケーションによるネット接続などを察知する助けになるだろう。

　一覧リストでは、IPアドレスや接続しているソフトのファイルパス、接続開始・終了時刻も表示可能。また、タスクトレイに表示されるアイコンは接続先の国旗になっており、接続先が複数ある場合は次々と切り替わっていく。さらに、アイコンをクリックすると接続先の国旗と組織、接続しているソフトの名称をポップアップで一覧表示可能。

　さらに、接続先情報をログに記録する機能や、指定した接続先を一覧表示やログ記録から除外する機能も備える。接続先情報のログ記録機能では、ログの保存期間を指定したり、ログの保存先を選択することが可能。また、設定ダイアログからログの保存先フォルダを開くこともできる。

　7月に公開されたベータ版からは多くの不具合が修正され、接続先サーバーの所属する国のデータベースが拡充されている。また、一覧リスト上の文字色や背景色をカスタマイズする機能も追加されている。