REVIEW（09/07/08）

　「Midnight Hockey RE」は、シューティングゲームの要素を取り入れたエアホッケーゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。ベクターのライブラリページからダウンロードできる。

　画面は2D見下ろし視点で、CPUと1対1でエアホッケーを行う。基本的な操作などは、エアホッケーというよりもブロック崩しに近く、自機となるバーをボールの動きに合わせて左右に移動させ、画面下部の自陣に入らないようにボールを跳ね返していく。画面上部の敵陣にボールを入れれば1ポイントとなり、時間無制限の5ポイント先取で勝利となる。最大の特徴は、シューティングゲームのようにバーがショットを撃てること。

　ショットを撃てると言っても相手のバーを攻撃できるわけではなく、ボールにショットを当ててボールの軌道や速度を変えるのが目的。ショットは無制限に撃ち続けることができ、ボールへ的確にショットを当て続ければ、バーでボールを弾くことなく敵陣までボールを運べてしまう。そのため、ボールがフィールド上のどこにあろうと気が抜けず、シューティングゲームさながらの熱いバトルを楽しめる。

　CPUの強さは7段階から選択可能。難易度の高い“Very Hard”などでは、ボールが自陣手前に来ると的確にショットを当て続け、ボールを自陣に押し込もうとしてくる。これに対抗するには、ショットを撃ちながら左右に細かくバーを動かし、ボールになるべく多くのショットを当てるようにして、相手に一方的にショットを当てさせないようにするのがポイントとなる。

　本ソフトは、オリジナルのステージを簡単な操作で作成する機能を備えており、フィールド上の好きな位置にボールの動きを抑制するブロックを配置してゲームを楽しめる。あらかじめ用意されているステージではなかなか勝てないという場合は、あからさまに自分に有利なフィールドを作成して鬱憤を晴らしてみるのもよいだろう。