REVIEW（10/05/19）

　「ウォーターフォール探索モデル」は、水の流れを利用してみかん箱に入った猫をゴールまで導く2Dアクションパズルゲーム。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作を確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　画面は横方向から見た2D固定型で、画面上をマウスで左クリックすると、クリックした位置から水を流すことが可能。これを利用して、フィールド上に配置されているみかん箱に入った猫を、緑色の土管まで連れて行くのが目的だ。

　水は、消防車のように勢いよく噴射されるのではなく、蛇口のように下方向へジョボジョボと流れ出る。また水はフィールド上に点在する足場に到達すると、机の上に液体窒素をこぼしたときのように、粒となってコロコロと転がり出す。この粒をみかん箱にぶつけていくことで、猫を移動させることが可能。たとえば猫を右方向へ移動させたい場合は、猫の左上から少しずつ右方向へマウスをドラッグさせて水を流していけばよい。

　ステージによっては、フィールド上に特殊なアイテムが用意されている場合がある。たとえばスイッチが配置されているステージでは、猫をスイッチの位置まで移動させることで足場の形状が変化し、今まで通れなかった場所を通過することが可能となる。

　また氷が配置されている場合は、氷の近くで水を流すことで、流した水を一定時間凍らせることが可能。猫を持ち上げるような感覚で、水を凍らせて新たな足場を作ってあげれば、高い位置へと猫を移動させることができる。

　ゲーム中は、操作を誤って猫を足場から落下させてしまうと“OB”となり、ステージの始めからやり直しとなる。また、ステージ開始時は背景として画面いっぱいに水が溜まっているが、水を流すことで徐々に減っていく仕組みとなっている。水をすべて使い切ってしまうと“水不足”となって、やはりステージの始めからやり直しとなるため注意。