REVIEW（10/10/28）

　「TSR Watermark Image software」は、指定フォルダ内の画像へ一括で透かしを入れてリサイズできるソフト。Windows XP/Server 2003/Vista/Server 2008/7に対応しており、個人利用に限り無償で利用できる。作者のWebサイトからダウンロードでき、動作には.NET Framework 2.0以降が必要。

　JPEG/TIFF/PNG/BMP/GIFに対応しており、透かしにはテキストのほか画像を利用可能。透かしを入れる際のオプションが豊富に用意されているのが特長で、画像の邪魔にならないように透かしをカスタマイズしたい場合に便利。

　透かしを入れる際は、入れる位置を右上・中央・左下など9種類から選べる上、ピクセル単位で調節することもできる。また、透明度や出力するファイル形式を指定できるほか、JPEG画像のExif情報を除去するかどうかを選択可能。

　さらに、テキストの透かしを入れる際は、テキストを浮き彫り風に合成する“Emboss text”、彫り込み風に合成する“Chisel text”、縁取りをつけて合成する“Add Border”から選択できる上、テキストの角度を指定することもできる。

　また、透かしの表示サイズを埋め込む画像に対する割合で指定できるほか、透かしのテキストをExif情報の“Copyright”欄へ追加可能。もちろん、フォントの種類や色を指定することもできる。そのほか、画像出力する際にExif情報をもとに画像を回転する機能を備える。

　なお、編集部にて試用したところ、オプションの変更がプレビューに反映するまでに数十秒がかかることがあったが、しばらく待てば正常に反映した。