REVIEW（11/06/06）

　「tree[d]」は、パラメーターを変更するだけでリアルな樹木の3Dモデルを簡単に作成できるソフト。Windowsに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows Vistaで動作確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　作成した樹木の3Dモデルは、OBJ/X/B3D形式の3Dオブジェクトファイルとしてエクスポート可能。また、表示されている樹木をJPEG/PNG/BMP/TGA形式の画像としてエクスポートできるほか、作業途中の3Dモデルを独自形式で保存することも可能。

　画面は2ペイン型になっており、左ペインに樹木の3Dモデルがプレビューされ、タブ切り替え型の右ペインで各種パラメーターを変更できる。右ペインの［Tree］タブにある“Auto Generate”チェックボックスがONになっていれば、パラメーターの変更がリアルタイムで左ペインのプレビューに反映される仕組み。プレビューはドラッグで視点を自由に変更できる。

　右ペインの［Trunk］タブでは樹木の幹、［Branch］タブでは樹木の枝、［Leaf］タブでは樹木の葉に関する設定を変更可能。たとえば、［Trunk］タブの“Sub-Division”領域では幹のうねり具合を変更でき、［Branch］タブの“Position Properties”領域では枝の広がり方を変更できる。

　さらに、［Leaf］タブの“Color Variation”では、葉の色を“Summer”“Autumn”といった季節や“Cherry”“Shading”といったテーマで選択できるほか、任意の色を指定することも可能。また、幹や葉のテクスチャーは変更でき、本ソフトのインストールフォルダ内にある“Textures”フォルダ内にはテクスチャー用の画像が多数用意されている。

　そのほか、［Tree］タブの“Seed”領域にある［Randomize Seed］ボタンを押せば、同じ条件をもとに異なる形の樹木を作成可能。