REVIEW（11/07/11）

　「電気予報Tool」は、東京電力の電力使用率が高くなった際にアラームを鳴らせる常駐型ソフト。Windows XP/Vista/7および同64bit版に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。なお、動作には.NET Framework 2.0が必要。

　東京電力発表の電力使用量の実績値と日本気象協会発表のデータを元に、Yahoo! JAPANが算出・公開してる電力使用率の予測値を1時間ごとにチェックし、80％以上だった場合にアラーム音を鳴らして通知できる。また、同時に電力使用率の予測値グラフをポップアップ表示可能。アラーム音は、80％以上・90％以上・95％以上で異なるものが用意されており、アラーム音だけで深刻さがわかるようになっている。

　ポップアップ表示される電力使用率の予測値グラフは、タスクトレイに表示される本ソフトのアイコンをダブルクリックすることでも表示可能。また、タスクトレイアイコンの右クリックメニューから表示できる設定ダイアログではアラームを鳴らし続ける時間を指定できるほか、アラームを鳴らす電気使用率の予測値のしきい値を変更することも可能。

　さらに、設定ダイアログでSMTPサーバーや送信先メールアドレスを指定することで、電力使用率が高くなった際に電力使用率の予測値が記入されたメールを送信する機能も備えている。携帯電話のアドレスなどにメールが送信されるように設定しておけば、パソコンのそばに居なくても電力使用率を確認できて便利。

　そのほか、タスクトレイアイコンの右クリックメニューからは、1時間ごとの電気使用率の予測値をクリップボードへコピーできる。