REVIEW（12/09/06）

　「EXITRIS」は、落ちてくるブロックを操作して謎の生物“ノグチ君”をゴールまで導くパズルゲーム。Windows XP/Vista/7に対応するフリーソフトで、作者のWebサイトからダウンロードできる。

　画面は横視点の2D固定型。“START”と書かれた扉から出現する“ノグチ君”を“GOAL”と書かれた扉まで導けばステージクリア。“ノグチ君”は、左右どちらかの方向へ自動で歩いて行き、ブロック1つ分の段差であれば登ることが可能。ブロック2つ分以上の段差に差しかかると反対方向へ歩き出す。

　ステージによって“GOAL”の扉が高い位置に設置されていたり、フィールド上に穴が開いているなど、“ノグチ君”が自力で“GOAL”の扉まで到達できない要因が用意されている。そこでプレイヤーは、空から落ちてくるブロックを操作して、“ノグチ君”がゴールまでたどり着くための道を作ってあげるわけだ。

　プレイ中は、テトリスのようにいくつかのブロックがくっついて落ちてくる。マウスの左クリックでブロックをつかんで落とす位置を変えられるほか、右クリックでブロックを回転させることが可能。これによりゴールまでの道を作っていくのだが、ブロックを組んでいくのはただでさえ難しい上、周囲のブロックを壊す“爆弾ブロック”が落ちてくることもあり、なかなか思うように道を作れないパズル要素の高いゲームだ。

　また、落ちてくるブロック同士を空中でくっつけることが可能なほか、ブロックをつかんですぐに離すことで、高速にブロックを落下させるテクニックも用意されている。ステージもユニークで、たとえばブロックを組んで道を作るのではなく、初めから積み重なったブロックを、落ちてくる“爆弾ブロック”で壊して道を作るステージも。

　ブロックで“ノグチ君”を潰してしまったり、穴に落としてしまうとミスとなり、そのステージの初めからやり直し。またフィールド上に書かれた赤いラインよりも高くブロックを積み重ねてしまった場合もミスとなる。意外にも“爆弾ブロック”の爆発に“ノグチ君”を巻き込んでしまった場合はミスにならず、びっくりして立ち止まる仕草を見せる。