REVIEW（10/07/16）

　「JaneXeno」は、「OpenJane」派生の２ちゃんねる専用ブラウザー。Windows 2000/XP/Vistaに対応するフリーソフトで、編集部にてWindows 7での動作も確認した。作者のWebサイトからダウンロードできる。

　「JaneXeno」は、オープンソースの２ちゃんねる専用ブラウザー「OpenJane」の派生版「JaneNida」の後継ソフト。「JaneNida」の大きな特徴であるUnicode対応がさらに強化されており、書き込みウィンドウや検索バーでUnicode文字を入力できるだけでなく、OSの言語が日本語以外に設定されている環境でも動作する。

　インターフェイスや機能は、２ちゃんねる専用ブラウザーのなかでも高い人気をもち、本ソフトと同じく「OpenJane」から派生した「Jane Style」に近い。初期状態のインターフェイスはメールソフトのような3ペイン型で、画面左側に板一覧、右上にスレッド一覧、右下にスレッドの内容が表示される。もちろん、好みに合わせて板一覧を非表示にしたり、スレッド一覧を縦置きにすることも可能。

　機能面では、指定したキーワードを含む発言などを非表示にする“あぼーん”機能や、実況スレの閲覧に便利なオートリロード・スクロール機能をはじめ、タブ切り替え型の画像ビューワーや、マウスジェスチャー機能など、２ちゃんねる専用ブラウザーとして一般的な機能を一通り網羅している。なお、本ソフトのオートリロード・スクロール機能は、ほかのスレッドを表示すると解除される仕組み。

　そのほか、画像のサムネイルの右側にExif情報を表示することも可能なほか、Beアイコンの表示にも対応している。また、アンカーのつけられた発言のレス番号を着色し、マウスカーソルを合わせることでそのレスへの返信をポップアップで表示したり、スレッド内で複数回発言しているIDを着色し、同じIDの発言をポップアップでまとめて表示することもできる。

　さらに、通称“赤レス抽出機能”と呼ばれる、閲覧中のスレッド内でアンカーがたくさんつけられたレスだけを抽出する機能も用意されている。本ソフトでは、指定した数以上にアンカーがついているレスとそのレスへの返信を抽出し、ツリー形式やアウトラインで表示することが可能。