『杜のAndroid研究室』では、スマートフォン向けOS“Android（アンドロイド）”をテーマに、窓の杜スタッフが厳選したアプリなどを紹介していく。今回は、Androidで学習できるアプリ「ロック学習帳」「虫食い漢字クイズ300」に焦点を当て、その使い方と機能を紹介しよう。

ロック画面で学習でき、保護者によるリモート管理が可能な「ロック学習帳」

　「ロック学習帳」は、国語・算数・理科・社会の問題を収録した小学生向けの学習アプリ。本アプリをインストールして初期設定を行うと、Androidのロック画面に問題が表示されるようになり、正解しないとロックを解除できなくなる。解答方法もユニークで、4つの選択肢がロック解除用のバーとして表示されるので、正解と思われるバーをスライドさせて解答する仕組み。

　初回起動時には、保護者による設定が必要となり、ダウンロードする問題集の学年を選択し、4桁の暗証番号を入力して設定。続いて表示される“ウェブ設定”のポップアップからWebブラウザーを起動し、Yahoo! JAPAN IDを設定することで、保護者がPCなどのWebブラウザーから学習状況を確認できるようになる。

　ロック画面には各教科の問題がランダムに表示され、選択肢のバーをスライドして正解すると、“○”が表示されてロックを解除可能。不正解の場合には同じ問題に再度挑戦することができ、ほかのバーをスライドして正解するまで解答できる。ロック画面のほか、端末を一定時間使ったときに問題が自動で表示されるように設定でき、設定画面において出題間隔を10・30・60分から選択可能。また、アプリアイコンを選択してアプリを直接起動した際には、各教科の“ドリル”を選択して問題に連続で解答していくことが可能。

　出題された問題に一度で正解できた回数が正答数として日毎にカウントされ、その日の正答数に応じて、ゴールドやシルバー、ブロンズの鍵型スタンプや王冠スタンプを獲得できる。獲得したスタンプは月間カレンダー上で確認可能。また、各20問程度の“ドリル”を全問正解するごとにスターを獲得できる。

　“ウェブ設定”を行うと、登録した保護者のメールアドレスにメールが送信され、記載されたURLから子供の学習状況を確認できる専用サイトにアクセス可能。当日と昨日の回答数や正答数、誤答数を確認したり、スタンプの月間カレンダーを閲覧できるほか、“ドリル”の追加や削除を行うことが可能。また、学習状況を通知するメールを毎日または1週間毎に送信させることもできる。なお、ひとつのYahoo! JAPAN IDで複数の子供の端末を同時に管理可能だ。

漢字の穴埋め問題に手書きで解答！「虫食い漢字クイズ300」

　「虫食い漢字クイズ300」は、手書きで解答していく漢字クイズ。十字型に並んだ5個のマスの中央が空白になっていて、四方のマスには漢字が配置されている。上下や左右に並んだ2個のマスがそれぞれ二字熟語になるように、中央の漢字を当てていこう。レベルは全6段階、全300問で、“小3レベル”から“小6レベル”の4段階のほか、“中学レベル”“高校レベル”が用意されている。

　起動画面でレベルを選択し、一覧から問題を選択して表示可能。問題をタップすると中央に手書き入力エリアが表示された解答画面に切り替わるので、入力エリアに漢字を手書きして解答しよう。手書き認識された漢字がエリアの右上に表示され、正解の場合は“○”が表示されて次の問題に挑戦可能。不正解の場合は、画面右下の［消す］ボタンを押して漢字を消し、再度解答できる。

　正解がわからないときは、画面右上の［パス］ボタンを押せば、解答をパスして次の問題を表示可能。また、画面左下の［？］ボタンを押すと連携するアプリを起動でき、問題の画像をメール送信したり、SNSに投稿して友達に答えを考えてもらうこともできる。

　レベル選択後の一覧画面では、各問題の正答状況をアイコンで確認でき、1回正解した問題には“たいへんよくできました”、2回以上正解した問題には“免許皆伝”というアイコンが表示されている。

　なお、「虫食い漢字クイズ300」と異なる問題を収録した「虫食い漢字クイズ2」もGoogle Playで公開されている。「虫食い漢字クイズ2」は、“小1レベル”から“小6レベル”の6段階のほか、“中高レベル”“マニアレベル”という全8段階、全300問を収録している。