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『ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』シリーズ第二作『顔貌売人』発売! 現役プログラマーが描くIT系×社会派ミステリー
老舗フリーソフト「めもりーくりーなー」作者の柳井政和氏による小説家デビュー作の続編
2017年8月7日 15:24
文藝春秋より、ミステリー小説『ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』シリーズの第二作『顔貌売人』が7日に発売された。四六判・320ページで定価は1,750円(税抜き)。Kindleほか各種電子版も発売されており、執筆時現在のKindle版の価格は1,400円(税込み)。
著者は老舗フリーソフト「めもりーくりーなー」などで知られるプログラマー・ゲーム作家であり、昨年『裏切りのプログラム ハッカー探偵 鹿敷堂桂馬』で小説家デビューした柳井政和氏。その経歴を活かし、実在のIT技術をモチーフにリアリティのある情報犯罪を描いたサイバーミステリーとなっている。
続編となる本作『顔貌売人』でもその作風は健在。とある女性が顔認識技術を利用して過去を暴くシステムの被害にあった事件に対し、女社長・安藤裕美と一匹狼の技術者・鹿敷堂桂馬、そして裕美の部下であり盟友でもある三木原百合が被害を食い止めるために奔走し、その真相へと迫っていく。さまざまなIT系のトピックに加え、“ブラックバイト”など現代日本が抱える諸問題も盛り込んだ、IT系×社会派ミステリーとも言える作品だ。
また、表紙を前作に引き続き、『スティーブズ』『大東京トイボックス』などで知られる漫画家ユニットのうめ先生が担当する。