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木星探査機“ジュノー”のデータを追加した3D天体シミュレーター「Mitaka」v1.3.2

ケプラー宇宙望遠鏡の軌道・3Dモデルも追加。水星のデータ更新と地形・地名が表示対応も

「Mitaka」v1.3.2
木星探査機“ジュノー”の軌道とモデルが追加

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)は1日、3D天体シミュレーター「Mitaka」v1.3.2の最新版を公開した。今回のアップデートでは、“ガリレオ”以来21年ぶりとなる木星の周回軌道投入を成功させた探査機“ジュノー”の軌道と3Dモデルが追加。5年にわたる“ジュノー”の旅を「Mitaka」でたどることができるようになった。

 そのほかにも、水星の地形と地名が表示可能になり、テクスチャーも更新された。さらに、プラネタリウムモードでは水星や金星の太陽面通過を見ることができる。また、ケプラー宇宙望遠鏡の軌道とモデルが追加されたほか、系外惑星をもつ星のリストも拡充された。

 一方、ユーザーインターフェイス面ではイタリア語、インドネシア語、ポルトガル語、タイ語を対応言語に追加。スペイン語のシアタータイトルも追加されている。

 「Mitaka」は、Windows XP/Vista/7/8/8.1/10に対応しており、個人利用に限り無償で利用可能。現在、4D2U ProjectのWebサイトからダウンロードできる。本バージョンに対応したOculus Rift DK2対応の実験版も同時リリースされている。

ソフトウェア情報

「Mitaka」
【著作権者】
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(非営利利用のみ)
【バージョン】
1.3.2(16/07/01)

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