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宇宙ビューワー「Mitaka」v1.4.0が公開 ~“ガイア”で得た天の川テクスチャーを追加

20年にわたる土星探査船“カッシーニ”の旅を見届けよう

「Mitaka」v1.4.0

 国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U Project)は6日、3D天体シミュレーター「Mitaka」v1.4.0の最新版を公開した。今回のアップデートでは天の川のテクスチャーが追加されたほか,土星探査機“カッシーニ”のモデルと軌道が更新されている。

 「Mitaka(ミタカ)」は、太陽系・恒星・銀河データをもとにした“4次元デジタル宇宙ビューワー”。空間3次元に“時間”を加えた“4次元”で宇宙空間シミュレートし、それを映像化することが可能。地球の地表から宇宙の大規模構造までを自由に移動して、さまざまな天文観測データや天文学の理論モデルを見ることができる。

 本バージョンでは、今年9月に運用を終える土星探査機“カッシーニ”の探査機モデルが新しくなった。また、探査機の軌道も最新のものにアップデートされており、プリセットメニューから最後のミッションを再現することも可能。

 さらに、位置天文観測衛星“ガイア”による観測結果に基づいて作成された天の川のテクスチャーを新たに追加。“ガイア”の軌道とモデルも利用できるようになった。

“カッシーニ”と土星
位置天文観測衛星“ガイア”

 また、土星や月では物理学のモデルに基づく科学的な可視化が実施され、土星のリングや月の見え方がより現実に近いものとなった。天体の表面が一時的に非常に明るくなる現象“衝効果”も再現できるようになっているという。

 そのほかにも、地形データがなくても月・水星・火星の地形の影を表示できるようになったほか、上映用の番組やスクリーンメニューをユーザーが自由に作成できるようになっているという。


ソフトウェア情報

「Mitaka」
【著作権者】
大学共同利用機関法人自然科学研究機構国立天文台
【対応OS】
Windows XP/Vista/7/8/8.1/10
【ソフト種別】
フリーソフト(非営利利用のみ)
【バージョン】
1.4.0(17/07/06)