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「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートが公開。9件の脆弱性を修正
最悪の場合、攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れ
2016年11月9日 09:38
米Adobe Systems Incorporatedは8日(現地時間)、「Adobe Flash Player」の最新版を公開した。本バージョンは月例のセキュリティアップデートとなっており、CVE番号ベースで9件の脆弱性が修正されている。
同社が公開したセキュリティ情報(APSB16-37)によると、脆弱性の深刻度は同社基準で4段階中最高の“Critical”。Windows、Mac、LinuxおよびChrome OS環境に影響し、万が一悪用されると、最悪の場合、攻撃者にシステムを乗っ取られる恐れがあるという。
そのため、同社はLinux版を除くすべてのプラットフォーム版で更新プログラムの適用優先度を“1(72時間程度以内を目安とした可能な限り迅速なアップデートが必要)”と定め、以下の最新版への更新を強く推奨している。
- 「Flash Player」デスクトップランタイム:v23.0.0.207
- 「Flash Player」Linux版:v11.2.202.644
なお、Windows 8.1の「Internet Explorer 11」用、およびWindows 10の「Internet Explorer 11」「Microsoft Edge」用の「Flash Player」の最新版は“Windows Update”を通じて提供される。「Google Chrome」用の「Flash Player」も自動的に更新される。バージョンはいずれもv23.0.0.207。