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「PowerToys 0.100」が公開 ~ショートカット ガイド刷新、コマンド パレットには拡張機能ギャラリー

「.NET 10」採用でパフォーマンスもアップ!

「Microsoft PowerToys」v0.100.0がリリース

 米Microsoftは6月9日(現地時間)、「Microsoft PowerToys」の最新版v0.100.0を公開した。「PowerToys 0.100」は「.NET 10」へのアップグレードでパフォーマンスと自動更新の信頼性を向上。インストーラーサイズも削減された。同梱モジュールでは「Shortcut Guide」が刷新されたほか、「コマンド パレット」で大規模なアップデートが行われている。

新しいショートカット ガイド

 「Shortcut Guide」は、利用可能なキーボードショートカットを一覧表示してくれるユーティリティ。いわばショートカットの“あんちょこ”(カンペ)だ。

 本バージョンではこの「Shortcut Guide」がゼロから設計・構築し直され、モダンなデザインとなった。新しい「Shortcut Guide」は[Windows]+[Shift]+[/]キーで呼び出すことが可能で、デスクトップ左端にペインとして表示される。

ショートカットの“あんちょこ”「Shortcut Guide」。アクティブなアプリを自動で検出し、そのアプリのショートカットを表示してくれる

 興味深いのは、アクティブなアプリを自動で検出し、そのアプリのショートカットを表示してくれる点だ。たとえば「メモ帳」で作業中に「Shortcut Guide」を呼び出すと、「メモ帳」のキーボードショートカットが案内される。

 もちろんすべてのアプリに対応しているわけではないが、「PowerToys」側で対応を拡充させることはできるようだ。希望するアプリがあれば「PowerToys」チームにリクエストしてみるとよいだろう。

 このガイドはタブ切り替え型となっており、Windowsや「PowerToys」のショートカットキーをチェックすることも可能。[Windows]タブでは、[Windows]+[数字]キーで起動できるアプリも示される。

[Windows]タブならば、[Windows]+[数字]キーで起動できるアプリも示される

コマンド パレット:拡張機能ギャラリーとマルチモニタードック

 ランチャーツール「コマンド パレット」(Command Palette)には、 拡張機能ギャラリー (Extension Gallery)が追加された。これまでも「コマンド パレット」で拡張機能を利用することはできたが、かならずしも目当てのものを見つけ出したり、インストールする方法がわかりやすいとは言えなかった。しかし、新しいギャラリーなら気軽に拡張機能を探して導入できる。アップデートや削除も簡単だ。

「コマンド パレット」の拡張機能ギャラリー

 さらに、「コマンド パレット」のドック機能でもマルチモニター対応が拡充された。とくに、それぞれのモニターで異なるドック設定が利用できるようになったのはうれしい改善点だ。

 また、パフォーマンスモニター拡張機能にバッテリーウィジェットが追加された。充電レベルや充電状態、推定残り時間などをチェックできる。CPUやメモリ、GPU、ネットワークなどの情報も個別にドックへピン留めできる。

パフォーマンスモニター拡張機能にバッテリーウィジェット

そのほか

 そのほかにも、多くの機能改善が行われている。

  • Power Display:信頼性・互換性を向上。DDC機能を正しく公開しないディスプレイ向けに、新しい「最大互換モード」(Max Compatibility Mode)を導入
  • ZoomIt:Webカメラをオーバーレイ表示できるように。複数のクリップをトランジション付きで連結することも
    Webカメラをオーバーレイ表示できるようになった「ZoomIt」
  • キーボード マネージャー:WinUI 3ベースの新エディターが既定で有効に
  • Mouse Without Borders:デバイスをすばやく再接続できる「Refresh Connections」アクションを追加
  • Image Resizer:設定の変更が再起動なしで反映されるように
  • Quick Accent:高DPI・マルチモニター環境での信頼性が向上。ギリシア語の記号付き文字(ポリトニック)にも対応
  • Peek:ファイルプレビューのツールチップを無効化するオプションを追加
  • PowerToys Run:電卓プラグインの複素数の扱いを改善

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代、盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZones」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」など、『OSにも標準で備わっていればいいのに』と感じられる便利な機能が多く収録されている。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 2004」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.100.0(26/06/09)