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「Microsoft Edge」に新しいタブ機能が導入~「Insider Preview」Build 15002

先日案内された「Adobe Flash Player」の“Click-to-Run”も有効化

「Windows 10 Insider Preview」Build 15002

 米Microsoft Corporationは9日(現地時間)、PC向けWindows 10の最新プレビュー版「Windows 10 Insider Preview」Build 15002を“Windows Insider Program”の“Fast”リングの参加ユーザーに対して公開した。本ビルドに搭載されている「Microsoft Edge」には、タブ周りで2つの新機能が導入されている。

タブの内容を一括でプレビューするためのバーが追加

 1つ目は、タブの内容を一括でプレビューするためのバーだ。このバーは[新しいタブ]ボタンの右側に新設された山型アイコンのボタンを押すことで開閉が可能。「Microsoft Edge」はタブへマウスカーソルを移動させることで内容をプレビューすることができるが、複数のタブの中から目的のタブを探したい場合は、新しいタブプレビュー機能のほうが便利だろう。

 2つ目は、タブを“取りのけておく(set aside)”機能だ。この機能を利用すると、現在開いているタブを一時的に退避させて、「Microsoft Edge」をホームページのみのクリーンな状態に戻すことが可能。退避したタブは[Tabs you've set aside]パネルへ時系列順にストックされ、いつでも復元できるようになっている。ついタブを開きすぎてしまうユーザーに是非活用してもらいたい機能だ。

タブを“取りのけておく(set aside)”機能

 なお、開いているタブを退避させるにはタブバーの右側にある[Set these tab aside]ボタンを押せばよい。退避させたタブへアクセスするには、[Tabs you've set aside]ボタンを押す。パネルが表示され、退避したタブをまとめて復元することができる。不要なタブを削除して復元することも可能だ。

タスクバーアイコンのジャンプリストに新規ウィンドウを開くコマンドが追加

 そのほかにも、タスクバーアイコンのジャンプリストに新規ウィンドウを開くコマンドが追加された。このジャンプリストからは、終了時に閲覧データを削除する“InPrivate”モードのウィンドウを表示することも可能。

 また、「Microsoft Edge」のマルチプロセスモデルのために開発された新しいUWPアーキテクチャーが導入され、安定性と応答性が改善。先日案内された「Adobe Flash Player」の“Click-to-Run”の導入も開始されているという。

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