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オーディオ付きアニメーションの制作が可能になった「Krita」v3.1.2が公開

オープンソースのクロスプラットフォーム対応ペイントソフト

「Krita」v3.1.2

 オープンソースのクロスプラットフォーム対応ペイントソフト「Krita」の最新正式版v3.1.2が、1日に公開された。本バージョンはv3.1系統初となるメンテナンスリリース。不具合の修正がメインだが、いくつかの新機能が追加されている。

 まず、アニメーションの制作機能でオーディオがサポートされた。WAVE/MP3/Ogg Vorbis/FLAC形式のオーディオファイルをインポートして、アニメーションと同期させることができる。ただし、本機能は実験的機能と位置付けられているので注意。Linux版ではサポートされないほか、重大な不具合が含まれている可能性がある。

 そのほかにも、アウトライン選択ツールが改善。[Ctrl]キーを押し続けていれば、スタイラスをディスプレイから放しても選択が解除されなくなった。また、選択ツールをクリックすることで選択の解除を行う機能が追加されたほか、HiDPIサポートを有効化するためのチェックボックスが設定画面に新設されている。

 「Krita」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトから無償でダウンロードできる。Windows版は窓の杜ライブラリからもダウンロード可能。対応OSはWindows Vista以降で、編集部にてWindows 10で動作を確認している。

 ただし、32bit版Windows向けの「Krita」には、『“Qt5Multimedia.dll”がない』旨のエラーが出て起動できない不具合があるようだ。64bit版が利用できる環境であれば、そちらの利用を推奨する。

ソフトウェア情報

「Krita」Windows版
【著作権者】
The Krita team
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
3.1.2(17/02/01)

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