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オープンソースの高機能ペイントソフト「Krita」が“ストア”に登場

インストール・アップデートが容易に。有償になるが収益は開発に役立てられる

「Krita」が“Microsoft ストア”に登場

 ペイントソフト「Krita」の開発チームは18日(日本時間)、「Krita」を“Microsoft ストア”へ公開したことを明らかにした。

 「Krita」は、オープンソースで開発されている無償のペイントソフト。クロスプラットフォームに対応しており、Windows/Mac/Linuxなどで動作する。お絵かきからアニメーションまでをカバーする高機能なアプリで、豊富なブラシ機能や柔軟なキャンバス操作機能、高度な変形機能を備える。「Photoshop」のPSD形式ファイルの読み込みも可能だ。

 「Krita」の開発チームによると、もともと「Krita」をストアで配信したいという考えはあったが、それに割く十分な時間がなかった。しかし、Microsoftが手助けを申し出てくれたのをきっかけに、ストアでの配信が実現したという。

 ストア版の「Krita」はインストールが容易で、アップデートも自動で行われる。また、他のUWPアプリとおなじく、サンドボックス内で安全に「Krita」を動作させられるようになるのもメリットであるという。

 なお、“Steam”で配信されている「Krita」と同様、“Microsoft ストア”の「Krita」は有料で配信される(税込み972円)。ここで得られた収益は、「Krita」の開発に役立てられる。Steam版「Krita」の配信が遅れ気味だが、今後も継続していくとのこと。