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もっと気軽に開発支援を!「Krita」のストア価格が引き下げ ~ただしMac版は……

来週を目途に14.99米ドルから9.99米ドルへ変更

「Microsoft Store」の「Krita」

 「Krita」の開発チームは10月18日、アプリストアにおける「Krita」の価格を引き下げると発表した。今年初め、インフレが進んでいるとして14.99米ドルに引き上げられ、それにより収入も増えたが、これは消費者の懐も痛めているとして9.99米ドルへと引き下げられることになった。日本における価格は、執筆時現在1,750円。

 「Krita」は、Linuxのデスクトップ環境「KDE」の画像編集アプリケーション「KImage」の流れをくむオープンソースのペイントツール。「krita.org」からダウンロードすれば無料で使えるが、「Microsoft Store」や「Steam」といったアプリストアでは価格が付けられており、購入することで開発を支援することができる。

 価格の改定はアプリストアによって承認手続きが異なるため、来週以降に反映される見込み。

 加えて、「Mac App Store」でも「Krita」が提供されることになった。数カ月にわたりサンドボックスへの対応と厳しい審査プロセスで苦しめられてきたとのことだが、これでMac版「Krita」もアプリストアから購入し、開発を支援できるようになった。

「Mac App Store」でも「Krita」が提供されることに

 ただし、「Mac App Store」版の価格は他のプラットフォームより高い14.99米ドルに設定される。これは開発者サブスクリプションのために1人当たり100米ドルが必要で、かつ「Mac App Store」掲載のために追加のハードウェア購入を強いられたためだという。また、本当は12.99米ドルに設定したかったところだが、「Mac App Store」ではそれができなかったのも理由とのこと。