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FTP/SFTP/SCPクライアント「WinSCP」v5.9.4が公開、「OpenSSL」の脆弱性を解消

これまでのバージョンで発見された不具合も多数修正

「WinSCP」v5.9.4

 オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.9.4が、15日に公開された。本バージョンは、セキュリティ問題と不具合を修正したメンテナンスアップデートとなっている。

 今回のアップデートでは、TLS/SSLの処理に利用されているライブラリ「OpenSSL」がv1.0.2kへとアップデートされた。脆弱性ポータルサイト“JVN”のレポート(JVNVU#92830136)によると、このバージョンではサービス運用妨害(DoS)攻撃などを招く恐れのある3件の脆弱性が修正されているという。

 そのほかにも、ポルトガル語への翻訳が完了した。また、これまでのバージョンで発見された不具合が多数修正されている。

 「WinSCP」はWindows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「WinSCP」
【著作権者】
Martin Prikryl 氏
【対応OS】
Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10まで
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
5.9.4(17/02/15)