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FTP/SFTP/SCPクライアント「WinSCP」v5.9.4が公開、「OpenSSL」の脆弱性を解消
これまでのバージョンで発見された不具合も多数修正
2017年2月16日 11:09
オープンソースのFTP/SFTP/SCPクライアントソフト「WinSCP」の最新版v5.9.4が、15日に公開された。本バージョンは、セキュリティ問題と不具合を修正したメンテナンスアップデートとなっている。
今回のアップデートでは、TLS/SSLの処理に利用されているライブラリ「OpenSSL」がv1.0.2kへとアップデートされた。脆弱性ポータルサイト“JVN”のレポート(JVNVU#92830136)によると、このバージョンではサービス運用妨害(DoS)攻撃などを招く恐れのある3件の脆弱性が修正されているという。
そのほかにも、ポルトガル語への翻訳が完了した。また、これまでのバージョンで発見された不具合が多数修正されている。
「WinSCP」はWindows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10までに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。
ソフトウェア情報
- 「WinSCP」
- 【著作権者】
- Martin Prikryl 氏
- 【対応OS】
- Windows XP/Server 2003からWindows 8.1/Server 2012 R2/10まで
- 【ソフト種別】
- フリーソフト(寄付歓迎)
- 【バージョン】
- 5.9.4(17/02/15)